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第478話 殴り込みの末

秦軍内の対立の中、リン玉に連れられ、尾平が信達の前へと急ぐ。

桓騎は信に対して、中華統一すれば戦がなくなる平和な世が来ると言いたいだろうが、それは極悪人の所業であり、敵国が抵抗できなくなるまで殺戮、略奪をし尽くすことで、それを喜ぶのは秦人だけだと断言する。さらに狂気じみた正義を振りかざすのが一番タチが悪いと続ける。
信は違うと否定するが、羌瘣は信にもういい、こんな連中に話をしても無駄と切り捨て、無意味な村焼きを止めさせることに話を向ける。桓騎は無意味だと決めつけるなと言うが、羌瘣は敵将慶舎の首は信が昨日討ち取っており、無意味だと豪語する。
羌瘣の発言に桓騎軍は騒めき出した。その言葉に桓騎は昨日の戦い方が変わったのはそれのためかと理解する。羌瘣は討った飛信隊を裏へ追いやったことをいいことに趙は隠して戦い続けており、敵は丘の砦化を進めている、村焼きなんかやってる場合ではないと言い、今すぐ慶舎の死を両軍に知らしめて士気を反転させ、一気に丘攻めに出るべきと桓騎兵に向かって発言する。
しかし、桓騎は村焼きを続行し、黒羊中の人間を皆殺しにすると考えを変えなかった。
羌瘣は桓騎に斬られないと思っているのか、相応の覚悟できていると返すと桓騎は自身を殺して、飛信隊が皆殺しにあう覚悟だよなと確認し、部下に田有の首を今すぐかき斬れと命令する。
羌瘣は桓騎の首を刎ねるぞと大声で叫ぶが、桓騎は羌瘣は絶対に殺せないと言い、部下に田有を殺せと再度命令する。その命令を受け、桓騎兵は剣を田有の首に押し付け、それにより、首から血が噴き出す。

そこに尾平が現れ、どっちも止めろと叫ぶ。尾平は焼かれた村は武器や兵糧の保管場所で秦軍の動静を趙軍に教える物見の役割もしており、一般人への陵辱とは異なるため、謝罪して隊の元へ戻るんだと説得する。
信は村人が趙軍だって見たのかと問うと尾平は見てないが桓騎兵がそう言ったからとだけ返した。信は曖昧な返事に尾平に詰め寄り、趙軍が関係していれば女や子供まで皆殺しにしていいのかと問い質す。尾平は状況が飲み込めず、しどろもどろになりつつも、小声でそんなことよりも桓騎軍が森の中で飛信隊を討つために戦闘体勢に入ろうとしていると警告する。しかし、信はそんなことじゃねえだろ、自分で何言ってるのかわかっているのかと尾平を締め上げる。
その時、尾平の懐から紫水晶が落ちる。雷土がそれを拾い上げ、これは上物であり、大事に取っておけと尾平に渡す。
信は尾平にまさか死人から剥ぎ取ったのかと問い詰める。尾平は違う、桓騎兵にもらったんだと必死に否定するが、信に焼かれた村の人間のものとは考えなかったのかと聞くと、尾平はそれはと言葉に詰まる。信はその尾平の姿に涙を流し、渾身の力を込めて、尾平の顔面を殴る。尾平はその勢いに体ごと吹っ飛んだ。
そして、信は二度と飛信隊に戻ってくるなと尾平を追放した。




信にとって、信頼していた尾平が飛信隊の最もやってはいけないこととして禁止していることをして、非常に悲しかったと思います。
尾平は飛信隊追放になり、このまま桓騎兵になるというわけにはいかないでしょうから、一度城戸村に帰るのかな…

信と桓騎の対立はこのまま信が引き下がることにより、桓騎暴挙が続き、趙軍が丘を降りてきたところを狙って叩くという作戦が功を奏し、桓騎軍の勝ちとなるでしょう。
信は慶舎をとったことにより、将軍に昇格すると思いますが、自分の戦いを展開するには将軍になるしかないと思うんでしょうね