So-net無料ブログ作成

第474話 趙将の正念場

総大将慶舎と劉冬を失い、多大なる打撃を受けた趙軍。馬呈は劉冬の死を知り、泣き崩れ、怒りに震えていた。紀彗は馬呈の肩を掴み、ここが正念場で、その怒りを全て桓騎軍にぶつけろと言う。そして、丘の左半分を馬呈に任せる。紀彗は頂上で紀彗と話をつけてくるとその場を離れた。

金毛と紀彗は丘の頂上で向かい合う。
金毛は顔面蒼白しており、慶舎の死をまだ受け止められないでいた。しかし、こうなった以上被害を最小限にするために黒羊から撤退をしようと決断する。
しかし、紀彗は退却はせぬ、ここから立て直すのだと金毛に詰め寄る。金毛は総大将慶舎が討たれたのに何を言っているのだと反論するが、紀彗はまだ誰も気付いていない、慶舎は誰も見ていない丘の裏側で討たれ、討った飛信隊はその裏の樹海地を逃走中で桓騎軍内で広まることはない、混乱させぬよう趙軍内にも広めていないため、お互いが黙っていれば慶舎の死を隠したまま、紀彗と金毛で黒羊戦を続けられると説得する。
紀彗はさらに黒羊の難しさとなぜ秦軍がこの地を攻めてきた理由を語る。黒羊は城こそないが天然の要塞で、ここを秦に奪われ、軍の前線基地を築かれれば趙軍は奪還はおろか敵兵数すら把握ができない最悪の侵略要地と化すためであった。結果、趙は国境を大きく内に下げざるを得ず、そこにいた趙人は土地を追われ、皆難民となる、黒羊は慶舎と桓騎二人だけの戦いではないと力説する。
紀彗は兵数はまだ趙軍の方が多いため、このまま共に戦おうと言うと、金毛は長年忠義を尽くした慶舎はもう戻らぬが、我々は趙将としての大いなる責務があると言い、紀彗の策を受け入れた。

この黒羊戦で大局を掴むのは結局中央丘をどちらかが制圧することであり、戦を続けることは特に問題なかった。
紀彗は左半分を怒れる馬呈が黒桜の位置を補足しているため、必ず左をとると考えていた。問題は右であり、金毛と摩論の力は拮抗していたため、紀彗の隊が介入することにより、摩論軍に揺らぎを作り、摩論軍を打ち破ろうとした。
紀彗は何としてでも慶舎の死が聞き広がる前に中央丘を奪取しようとしたのだ。

桓騎軍本陣は麓から趙軍の急な力技により、異変を感じていた。リン玉は慶舎に何かあったのかと疑問を口にするが、桓騎はこの戦いの最大の獲物は慶舎ではないと言う。
桓騎はそこに砂鬼一家を呼んでいた。そして捕虜となった趙兵の拷問を始める。
そこから得た情報により、桓騎はこの戦の勝利を確信する。
そして、黒桜と摩論は全兵丘より撤退し、丘を趙軍に明け渡せと伝令を聞く。




これは間違いなく離眼城を攻めるんでしょうね…離眼城を制圧して、城民の命と引き替えに紀彗を降伏させるという流れになるかと思います。
心を鬼して、離眼の民を見捨てれば中央丘は趙軍が制圧しているので、この戦いは趙軍の勝ちになるのでしょうが、紀彗はそんなことできないでしょうね
しかし、桓騎はその約束を反故しようとしそうですね…そこに行方がわからなかった飛信隊が登場するという感じかな

しかし、黒羊丘がそんな天然の要塞になるのであれば、なんで李牧は秦が攻めてくる前に築いておかなかったんだろうか…?