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第453話 進軍の終着地

羌瘣の強襲は両者痛み分けとなったが、高台から落ちた羌瘣の傷は深かった。劉冬はすかさず部下に羌瘣を生け捕りするよう指示する。

信はうたた寝をしつつも、羌瘣の帰りを待っていた。そこに隊員から急いで天幕まで戻るよう伝令が来る。再び桓騎本軍からの使者が来ていたのだ。
信が天幕に戻るとそこには桓騎軍参謀の摩論がいた。摩論は二日目の作戦を伝えるために来ていた。内容は二日目から中央の丘取り合戦が始まるというものであった。黒羊の戦いは巨大な中央の丘を手にすれば十中八九勝ちを手に入れることができ、本日は双方の中央軍が進軍し、丘の斜面でぶつかり、覇をかけた領地合戦になると予想された。この戦いでカギを握るのは平地の左右の軍であり、中央軍が丘の前線の押し合いをしている最中に下から攻撃を受ければ挟み撃ちに合い、その部分は根こそぎ敵にとられてしまう可能性がある。しかし、逆もまた然りであった。
飛信隊と雷土隊が再び前線を押し上げ進軍し、丘の麓から槍をつきあげれば丘にいる趙軍は決定的な打撃を喰らうことになり、引いては桓騎軍勝利につながる。信はそれを聞き、約束通り持ち場の右をしっかり押し込めって話だなと確認すると、摩論は左様と言い、那貴より相対す敵手強しと言う報告があったものの、そこは自分で何とかせよと指示し、昨夜信が言い放った中央丘横まで軍を進めるというのは本日の最低限の約束だとした。そして、最後に桓騎からの今日飛信隊が失敗したら、砂鬼一家を信の元に送ると脅しをかけた。

黒羊の二日目の戦いが始まる。二日目、飛信隊は好調に軍を進めていた。しかし、河了貂は趙軍の力を軽いと感じており、違和感感じていた。
最前線の信が茂みを抜けるとそこには川を挟んで反対側の岸に万全の陣容で馬呈が待ち構えていた。岸辺の戦いでは陸地にいる方が十倍力を増すと言われており、飛信隊は早くも窮地に立たされていた。





まずは羌瘣が心配ですね…様子を見ると命には別状はないと思いますが、劉冬軍に捕まっていないか、傷の深さから黒羊の戦いに再び参戦できるか微妙だと思います。

信は再び馬呈と相見えることになりましたが、飛信隊はかなり不利な位置となっておりますね…川の深さはどれ位なのかによって、船が必要だったり、馬で渡れるなどあると思いますが、かなり苦しい状況には変わりないですね
河了貂の機転を期待するばかりです。
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