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第433話 謀略の崩壊

反乱軍の瓦解を目にし、安堵の渦が咸陽に広がっていた。河了貂は尚鹿に作った壁をすぐに解くように伝令を走らせることを依頼する。それは昌平君が戎翟公の首を取ったとはいえ、兵数は依然として、反乱軍の方が圧倒的に多く、今この時の最重要使命は咸陽を反乱軍の魔の手から救うことであった。故に貂は包囲の壁を解き、混乱の中にある反乱軍がそのまま敗走するよう促したのである。それを見た介億は貂の成長を感じたと共に、蒙武軍や桓騎軍が来るなどデマを流させ、反乱軍が敗走するよう促したのである。
樊於期軍、戎翟軍、そして強制徴兵された烏合の衆であるため、一つ敗走の流れができるとたちまち大きな濁流となり、全軍敗走の形となった。それを見た嫪毐は咸陽を落として雍へ迎えに行くという太后との約束が果たせなかったことを涙を流しながら、叫んで詫びた。
樊於期は外の様子から、自らも咸陽から脱出するように動いた。
信は昌文君のところまで駆けつけ、政の加冠の儀が無事執り行われたか確認する。それには昌平君が最後まで正式に執り行われたと答える。そして、今回の反乱の罪は呂不韋まで追求され、呂不韋は失墜すると語った。
信は昌平君に対し、なぜ呂不韋を裏切ったのかと問うと昌平君は自身も中華統一を夢に描く男の一人と言い、さらに政はその夢を預けるに足る器の王だからと話す。信は今回昌平君に助けられたことに感謝し、逃げた反乱軍はどうするかと問うと介億が趙前線の桓騎軍を呼び戻しているため、函谷関あたりで交戦となり、討ち取るであろうと返す。
それを聞いた信は昌文君に対し、政の加冠の儀と呂不韋の失墜の意味を昌文君の口から聞きたいと言う。昌文君は政が即位してから九年に及ぶ呂不韋との長き戦いにおける大王様の完全勝利だと涙を流しながら喜んだ。


ついに政と呂不韋の戦いに決着が!今まで何度も危ないところがありましたが、信や昌文君に助けられ、首の皮一枚でここまで来たと思います。
これからは秦一丸となり、中華統一に向け、突き進むと思います。
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