So-net無料ブログ作成
検索選択

第429話 将の人望

一心不乱に信は一騎で戦場を駆け抜けていた。戦の鍵となる大王の子、麗の行方は信の腕に託されていたためである。信は脇腹から血を流しつつあったが、間一髪のところで陽を守りきることができた。そして、陽の前に立ち、反乱軍から陽を守ろうとした。琉期が馬上から信を斬りつけようするが、信は馬の首を次々と斬りつけ、敵を馬上から降ろす。琉期は四人で囲み、信を倒そうとするが、信の圧倒的な強さの前に琉期以外は斬り捨てられ、琉期自身も右腕を切り落とされる。
さらに飛信隊が追いつくと他の反乱軍は琉期を置いて逃げ返っていったのであった。その光景を見て、田永はうちらの大将とは大違いだと言う。信は田有の傷の具合を心配するが、隠れていた王宮の仕えに手当てを頼んだので、大丈夫だと教えられる。
信は琉期の胸倉を掴み、なぜここまで来れたかわかるかと言い、さらに琉期は来る途中人を殺し過ぎで、その血の跡を追ってきたためだと続けた。琉期は怒っている信に対し、それが軍の特権であり、大勢の人間を虫のように殺す快感をというと、信は顔面におもいっきり拳で殴りつけた。飛信隊員は琉期を斬らない信に対し、なぜ叩き斬らないかと問うと指揮官級は出来るだけ捕まえて黒幕の呂不韋まで罪を暴かなくてはやらないからだと返す。
信は麗と向き合う。怖かったかと聞くと首を横に振ったので、信は顔だけでなく気の強さも政似だと喜ぶ。さらに信は自分のことを知っているかと聞くとまた首を横に振ったので、信は抱き上げ、お前の父ちゃんの一番の友達の信だと話す。



まずは今週は合併号でしたので、来週はキングダムお休みです。

信が間に合って良かったと思います。飛信隊がいれば、もう樊於期が来たとしても、守り抜けると思います。
これからの展開も気になりますが、まぁ大丈夫かなと…さすがに呂不韋といえども、まだここからの一手があるとも思えない。


無事に楚(上海)から戻ってまいりました。ほぼ会議でしたので、あまり街を見ることはできませんでしたが、なかなかの活気があるように感じました。
しかし、白酒をビールに混ぜて飲む爆弾を五杯くらい飲まされた時はフラフラでした…

nice!(5)  コメント(9)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

第428話 命懸けの逃避

咸陽の後宮まで殺戮を極める毐国軍。後宮では琉期が暴れまわり、宮女達はその犠牲となっていった。
微久は陽と向を逃がすために隠し通路を進んでいた。しかし、微久は地下道に続く扉の前まで来た時、異変に気付く。それは今朝、地下道入口の錠が閉まっていることを確認した際に念のために黒石を扉に付けておいたが、その黒石が動いていたことであった。何者かが中に入っていることを意味しており、四人は別の道へ進もうとする。そこに一人の文官が現れ、地下道へ入ることを勧める。微久は不穏さを感じ、四人で逃げるため、文官はついてくるなと言う。その瞬間、文官は持っていた刃物で向を殺害しようとするが、微久が割って入り、身を盾にして守る。微久と文官が縺れ合い、陽の足上に倒れる。その瞬間、陽に激痛が走る。
陽と向は素早くその場を立ち去る。陽と向は外を走り逃げるが、陽の足の骨は折れ、患部は膨れ上がっていた。陽は折れた足を引きずりながら、小道を抜け、宮廷を最短で進み、水路の近くまで出た。そこからは舟で北の端まで行けるのであった。
しかし、遠くから琉期が馬に乗って駆けつけてくる姿が見えたのである。来た小道を引き返そうとするが、その小道にも敵兵が来ていた。陽は向に対し、自分が時を稼ぐので、水路まで走れと叫ぶ。向は一緒と言うと陽は何があっても麗を守ると言っただろ、后として、母親として責任を全うしろと力の限り叫ぶ。
その言葉に呼応して、向は麗を連れ、走って逃げる。
陽は向との想い出を心に巡らす。また、親友だけど、どこかで妹みたいに思っていたことを考えていた。それは五歳の時にたった一人の妹が病死してしまったのを重ねてしまっていたかもしれなかった。陽は最後に天よどうかあの二人の命だけはお守り下さいと祈る。
そして、敵の騎馬の槍が陽向かって振りかざされる。
陽は死を覚悟するが、その槍は陽には届かなかった。それは信が間一髪のところで、その敵兵を斬り捨てたためであった。信は単身敵兵の前に現れたのであった。



陽ちゃんの男気に今週は危うく泣くところでした。私は陽ちゃんも好きなキャラなので、ここで死んでしまうのは悲しい!と思いましたが、さすが信ですね!ホント間一髪で助けられて良かったと思います。
多勢に無勢ではありますが、蕞のときに見せた百を見せれば何とか守り通せると思います!


先週も申し上げましたが、来週は上海出張のため、申し訳ございませんが、更新は土曜日の昼過ぎになる予定です。何卒宜しくお願い致します。
nice!(8)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

第427話 決意の言葉

壮絶な過去を乗り越えてきた政が語る人の本質は光という思想。それは一堂に驚きを与えた。
政は九歳の時に紫夏が身を盾にして趙から救出してくれたことに触れ、その時に初めて人の優しさと強さと強烈な光を見たと話す。初めは紫夏だけの特別なものかと思っていたが、そうではなかったのだ。王騎、麃公、成蟜、ヒョウも形、立場が違えどみないちように自分の中心にある光を必死に輝かせて死んでいった、そしてその光を次の者が受け継ぎ、さらに力強く光輝かせる。そうやって人は繋がり、よりよい方向へ前進する。人が闇に落ちるのは己の光の有り様を見失うから、見つからず、もがき、苦しみ、悲劇が生まれる、その悲劇の最大が戦争であるため、この世から戦争をなくすと宣言する。
呂不韋は武力でですかと問うと政は武力でだと返す。政は戦国の王の一人として、戦争から離れられぬ運命にあるため、暴君と言われようと自分の代で中華を分け隔てなく統一し、戦争を終わらす、そうすれば政の次の代は人が人を殺さなくてすむ世界になると豪語する。
呂不韋は政の発言に言葉を失う。そして、大王の語る世と呂不韋が語る世では前提が違い過ぎるため、もはやこれ以上語り合っても平行線でしょうと話す。しかし、呂不韋はそれにしても大きゅうなられましたな大王と続ける。
そして、貨幣と光、相対する二人の野望の行方は激戦の渦に沸く咸陽に託されるのであった。



さすが政ですね。大きい理想をもとに何一つブレない考えがある。その理想に呂不韋でさえ、心が震えたと思います。しかし、呂不韋の考える世界も決して間違いではなく、このままだと平行線を辿るため、行く末を咸陽に任せることになりましたが、何もしてでも信に咸陽を守ってもらわねばならなくなりましたね。


皆様に報告がございます。皆様の応援をいただいたお陰で累計100niceを達成いたしました!ありがとうございます!!これからもしっかり続けていきますので、是非ともよろしくお願い申し上げます。

また、4月23日ですが、中国出張が入ってしまったため、ブログの更新が遅れてしまいます。土曜日にアップしますので、何卒よろしくお願いします。
上海に行くのですが、当時で言うと斉になるのかな?
nice!(7)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

第426話 人の本質

問い詰められた政の周囲に満ちる謎の声と光、中華の行く末を決める対談は佳境へと進む。
呂不韋は言葉を発しない政に対し、己の描く道が誤りであるとようやく気づかれましたかなと尋ねる。しかし、政の目にはしっかりとした意志が宿っていた。瑠衣は政に寄り添うように漂う光が呂不韋や李斯達には見えていないことに気づく。
政は口を開く。呂不韋が口にした為政は所詮文官の発想の域を出ないものだと一蹴する。戦いに向き合わぬ為政はいかに耳に響きのいい言葉を並べようとも今の世の延長にしかならなく、一時和平協定の下、富で他国と繋がろうと各国が力を付けきったところで、再びより大きな戦争期間へと突入する。五百年続いた戦争時代が結局のところそのまま続いていく。手前勝手な現実という言葉で問題に蓋をするのではなく、人の世をよりよい方向へ進めるのが君主の役目であり、それが戦国時代を終わらすことであると断言する。呂不韋は政の言葉を妄想の道だと切り捨て、戦争は人の本質の表れ、人の世の営みの一部で、その否定は人の否定であり、現実を受け入れて為政に挑まねば世は前進しないと言い切るが、政は違うと叫び、呂不韋は人の本質を大きく見誤っていると豪語する。その言葉に場は静まり返る。
再び政が口を開く。確かに人は欲望におぼれ、あざむき、憎悪して殺す凶暴性も人の持つ側面であるが、本質ではない。その見誤りから争いがなくならぬと思い込み、その中で最善を尽くそうとしているが、それは前進ではなく、人への諦めである、そこに気付かぬが故にこの中華は五百年も戦争時代を続けていると言う。
呂不韋はそれでは大王の言う人の本質は一体何なのか、邯鄲で正に人の闇に当てられた悲惨な経験を踏まえた言葉でお聞かせ願おうと言うと政は冠を外し、無論だ、おれの歩みはあそこから始まっていると言う。
政は趙にいた時代、国外に逃亡する際、全くの赤の他人の政のために命を張って守った紫夏を心に思い出していた。

そして、政は人の持つ本質は光だと口にする。



さすが政です。呂不韋の完璧と思われた持論を否定し、政の持論を展開する。呂不韋の持論を人への諦めというのはその通りであり、確かに諦めた時点でそこで発展は終了だと思います。
しかし、正直呂不韋の言っていることもまだ私の中では正しいと思うところもあります。
光が人の本質であれば、またその闇も人の本質ではないかと思います。
世の中に性善説と性悪説があるように両方本質であるが故に世の中が成り立っているのでないかと思ってます。
何れにせよ、来週が楽しみです。
nice!(6)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック