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第416話 伏兵の場所

窮地に陥った大王が放った援軍の飛信隊。川を渡れば咸陽は目の前のところまで来ていた。丘を登ったところから河了貂は先を見つめいてたが、固まって動かなかった。隊員が続いて同じく先を見ると絶句したのであった。

雍の蘄年宮では政が援軍について呂不韋に話していた。その内容は援軍に飛信隊を派遣していること、さらにそれとは別に一万の反乱軍迎撃の軍が存在するということであった。李斯はその発言に焦りを覚えた。しかし、李斯は反乱成功のために咸陽にある全軍容を細かく把握しており、咸陽、雍にも一万の兵を隠せるわけがないと判断し、呂不韋に大王は嘘をついているという合図を送った。その合図をみた呂不韋は政に対し、その一万の軍がどこにあるかと問う。政は蕞だと返す。

飛信隊は渭水を渡る蕞の軍を見渡していた。その軍の多さに渭水は真っ黒に見えた程であり、圧巻であった。そこには飛信隊が来ることを聞いていた兵がおり、行軍のための舟と漕ぎ手が準備されていた。そこには蕞でともに戦った民兵たちの姿もあった。大王のためなら何度でも命を張って戦うという覚悟があったのだ。

北道出口付近の毐国軍は南道より守備軍が出現した報を受けていた。樊於期は渭水を渡った数を聞くと三千程とのことであった。その数から樊於期は戎翟に守備軍壊滅を依頼し、自らは咸陽に向かうとした。

舟で川を渡る最中、一万と想定していた敵軍が三万であること、函谷関をすり抜けたことにより、進軍が想定より早いことなど、不安要素はあったが、信はいよいよあの二人の最後の戦いであり、何が何でも勝って政のもとに秦を一つにすると叫ぶ。しかし、その先には戎翟軍が川から上がろうする蕞軍に襲いかかっている光景が見えたのであった。



新年明けましておめでとうございます。今年もブログの更新をしていきますので、何卒宜しくお願いします。
一万の兵の隠し場所が蕞とはまたちょっとした興奮を覚えました。大王のために命を張って戦う民兵は単なる軍よりも強いと思いますし、心強いと思います。しかし、川を渡ったところに敵軍がいるとなると地の利が敵にあるため、苦しい戦いになるかもしれませんね…また、早くしないと樊於期軍が咸陽を落としてしまうため、時間との戦いにもなりそうです。
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