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第430話 救世の音色

最終局面を迎える秦国内統一戦。毒牙に犯される咸陽、好転の兆しは未だに無い状況であった。
信は建物内で脇腹の傷の手当を受けながら、陽と向に他の隊が太子の方の無事も確認したことを伝える。また、今居る建物は見晴らしが良いため、ここを拠点に陽と向を守るとし、沛浪と去亥を護衛に付かせた。陽は信にそのキズでまだ戦うのかと尋ねると貂が入場し、城門を閉じると思ったが、それができてない、結局外の敵軍が全て場内に流れ込んでしまったら、咸陽は壊滅してしまうため、命運を握っているのは外の戦いであると返答し、信は城外へ向かうとした。

城外の戦いは熾烈を極めており、尚鹿に次々と小隊長の討死の報告が入っていた。一度退却して立て直すことを進言されるが、尚鹿の側にいた貂は退がってはダメだと否定する。それはこの尚鹿軍がいるため、戎翟軍を外に留められているのであり、退却すれば戎翟軍が場内に入り、門を閉じてしまうからであった。貂は咸陽を救うためには二つ方法があると考えていた。それは尚鹿軍が城内に入り門を閉じるか、敵将を討ち逆転勝利を掴むかであったが、そのことに敵も気付き、敵将は退がり、城門付近もしっかりと守備を固められていたのであった。貂は自分がどこかに活路を見出さなければせっかく政が加冠し、秦国が生まれ変わろうとしてるのに全てが無に帰してしまうと恐れていた。そして、尚鹿軍の真ん中を突き進み、貂を狙う小隊が現れる。周りの兵は貂に早く逃げろと叫ぶが、貂は遠くの空を見上げていた。戦場に角笛の音がこだましていたのだ。そして、その音は咸陽にいるそれぞれの頭上に等しく鳴り響いた。その音の意味は昌平君一団到着の報せであったのだ。
介億は状況を遠目から確認し、手遅れではないものの、深刻であると判断する。蒙毅は敵三万に対し、援軍は千騎程度てあるため、早さが命であると話す。昌平君はその通りだと言い、突撃を開始する。
戎翟は千騎程度であるものの、後軍だけではもたないと判断し、昌平君の援軍に応対するため、後方を増軍する。
昌平君は加速しながら黄竜に右へ離れるよう指示し、別の隊を形成する。昌文君は昌平君を軍略の天才であることは疑う余地はないが、武将として戦場にあった話は全くなく、この生の戦いをどう展開するか危惧していた。まずは兵の士気を上げるべく、先頭をかける姿は見事と感じていた。しかし、昌平君はさらに騎馬を加速させ、そのまま敵陣へ突っ込む体勢をとる。昌文君は焦り、待て、下がれと叫ぶが、介億は心配無用、昌平君は幼少期、あの蒙武よりも強かったのだぞと話す。
昌平君は敵陣に斬り込み、介億に戎翟の首を獲るぞと言う。



ついに昌平君の実力が明らかにされる時が来るんですね!蔡沢が言った昌平君が蒙武より強いというのは、幼少期の頃の話だったんですね〜
しかし、反乱軍も鎮圧軍もお互いに手駒を出し切った感がありますね。ここで戦いをどう繰り広げるか気になりますが、昌平君ほどの軍略家が戦場を操ればこの劣勢を跳ね返すことができると期待してます。
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コメント 6

クリリン

ひとまず太子も他軍に救われて何よりですね。介億の貝笛による軍の登場も圧巻でした。雍からわずか千騎で駆けつけたとはいえ、(昌平君の顔に焦り一つないのはどういう事だ)と思いつつ読み進めたら予想外な昌平君の姿に驚きです。幼少期はあの蒙武を凌いだとは想像しにくいし、その時から介億も守役としてずっと傍らにいたのかなと思いました。軍略の突出した才のみならず、武技まで冴え渡るとは…このまま神速の機動力を生かし一息に戎翟公を葬れば一気に形勢逆転ですね(仮に昌平君の兵だけが全体の半分(500)だとしても、その半分は未知数の力を発揮する上に、「蟻の如く潰れる」のは戎翟公だと確信しました。
by クリリン (2015-05-07 07:14) 

ファンファン

位置関係、距離関係がわかりにくいですね。今来たの?と思いました。
ハンオキは誰が仕留めるんでしょうか?信ですね…。
蒙武、出てきませんね。
by ファンファン (2015-05-07 10:46) 

馬五郎

これで一騎打ちで仕留めるのか,それともさらなる援軍があるのか,どういう展開になるんでしょうね。次号以降の展開が楽しみです。
by 馬五郎 (2015-05-07 13:41) 

N村

ネタばれになったらすみませんだけど、ハンオキは生き延びるみたいだから、逃げるのでしょうか?(史記による)
 
 蒙武や蒙恬の出番はなさそうですね

by N村 (2015-05-07 23:28) 

ナイアガラの滝子

昌平君良いですね(^^)d
甲冑がやや普通で残念ですが…。

しかし、反乱軍が成功する気配がゼロですね。
長年仕込んだ計画じゃなかったんかい呂不偉さん…。

蒙武大将軍に、見捨てられるのも時間の問題。
頃合いを見て、参戦してくれる事を期待しております。
by ナイアガラの滝子 (2015-05-08 10:34) 

とある羌瘣

ここで明かされた昌平君の強さ
幼少期を蒙武と比べられるってことは
幼馴染みなのね
なら合従軍戦の蒙武が昌平君を信頼し大きな一手を打てたのも納得
四柱ってけっこう深い…
エリート集めたってか
エリートに育った感
by とある羌瘣 (2015-05-09 15:02) 

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