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第395話 王賁の責務

負傷を押して再度紫伯へと挑む王賁。中華に轟く伝説の槍を相手に王賁は苦戦を強いられていた。傷口からは血が溢れ出し、紫伯の槍を首の皮一枚でかわすのが精一杯であった。また、王賁は槍の威力の違いを身に染みて感じていた。王賁の槍は一点の正確さを求めたものであるが、紫伯槍は一撃で敵を屠る力を求めたものであった。それは若い頃から激戦地に出続け、群がる敵を撃ち続けて手にした力であった。紫伯はさらに王賁に攻撃を加える。王賁の体力は限界に近づいていた。
それを見た関常は朝、王賁と会話したことを思い出す。関常は王賁に対し、王賁の槍では紫伯を討つことはできないため、騰に三軍同刻突破の作戦中止を請い、体制を立て直し、北の王翦軍に援軍を頼むべきであり、これ以上続けて、全軍の傷口が広がれば魏の反撃をくらい、秦軍は大きく崩されることになるため、大敗の原因を作った戦犯者として、名を大きく汚すと説いた。しかし、王賁は危険を冒し、無理に見える戦局を覆してこそ名があがると反論し、その場を去った。
そして、ついに紫伯の槍が王賁の胸の中心に突き刺さる。王賁の胸からは血が吹き出て、落馬しそうになるが、何とか堪えた。それを見た副将は全軍退却の命令を出そうとするが、王賁はそれを遮った。王賁は何が何でも魏軍大将軍を討ち、著雍を取らなければ中華に名を刻む大将軍には決して届かぬ、それが王家の正統な後継ぎとしての王賁の責務だと言い放ったのであった。
そこに紫伯の槍が襲いかかるが、王賁は素早く反撃する。そしてその槍はついに紫伯の腕に傷を負わせた。


今回は王賁の熱い心を感じることができた良い回だと思います。王家の正統な後継ぎとしての責務を果たすために苦難の道であろうと突き進む姿勢にちょっと感動を覚えました。
しかし、ここで紫伯を倒さなければ、元も子もなくなってしまうため、何とか討ちとってほしいと思います。
何となくですが、一騎討ちは副将が王賁の盾となり、紫伯の槍を受けることにより、チャンスが生まれ、紫伯を討つという流れかなと思いました。
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第394話 見物

秦軍総大将騰と魏火龍の頭脳霊凰。全中華の注目する決戦の最終日が始まる。霊凰は騰軍と相対していた。霊凰は騰軍を睨みつけ、策略の臭いを感じていた。しかし、昨日本営に戻り、全体の状況を見ても特に気にかかるところはなかった。そこで、乱美迫と投入する。騰はそれを探りと見抜いた。しかし、霊凰が騰から手掛かりを得ようとしている以上、内容までは引き出せないと言う。それは騰自身が三隊がどう攻略して本営に迫るか知らないためであった。

関常隊は戦場で敵軍と交戦していた。三日目の開戦前、王賁は関常に作戦を言い渡していた。それは関常を中央に移し、主攻とする。それは最も余力のある関常隊一千で敵中央五千を叩くというものであった。関常は自分の部隊は機動力に優れた部隊であり、両翼のどちらかに置いてこそ力を発揮すると反論する。しかし、王賁は紫伯との戦いに機動力は必要ないと言う。関常はそれでは王賁はどこにいるのかと問うと紫伯が現れるまで、関常の後ろに隠れていると返した。
関常隊は紫伯中央軍を攻めたてた。紫伯は中央軍が援護を求めてきたため、全騎を出陣させる。その時、心には紫季歌を浮かべていた。

一方、飛信隊も凱孟軍と乱戦を繰り広げていた。信は捨て身で呉鳳明本陣を目指すつもりでいた。そして、信は凱孟と一騎討ちを始める。
王賁も紫伯と向かい合っており、一騎討ちを開始する。



信、王賁共に魏火龍との一騎討ちが始まりますね。武力では魏火龍の方が強いと認めざるを得ないため、何か作戦があるのか、どんな展開になるのか気になります。

あと、LINEでキングダムのスタンプが出ましたね!面白いので、ぜひ皆さんもダウンロードして見て下さい!
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第393話 著雍三日目

手痛い撤退から一夜明け、三軍同時突入の刻限が迫っていた。夜明け、王賁が宿舎から出るとそこには副将が座っていた。副将が王賁の身体を気遣うと王賁は問題ないと返し、今日の作戦を伝えると関常を呼ぶよう命じた。
飛信隊では作戦会議が開かれていた。そこでは岳雷に危険が伴う作戦であったが、昼までに呉鳳明の本陣まで到達しなければならないという点では唯一にして最上の策であった。

そして、ついに著雍にて秦騰軍対魏呉鳳明軍の三日目が開戦する。
飛信隊は凱孟軍と刃を交えていた。貂は凱孟軍の軍師荀早を警戒してきた。それは人質交換の際に貂と千金抱き合わせてでも交換すると凱孟に言わせるほど、凱孟軍には必要不可欠な軍師であったからである。
荀早の敷いた布陣は隙がなく、戦いの進め方も軽くなく重くなく、ただ相手の挙動を伺っていた。
貂は行動に出る。羌瘣、岳雷、我呂に作戦実行の指示を出した。荀早はそれにより、飛信隊の戦力が右に動いたことを捉えた。それにより正面は信のみしかいないことを見抜き、凱孟を登場させ、その居場所を飛信隊に知らせる。凱孟の周りを精鋭部隊で固め、凱孟を囮としたのだ。信は凱孟を目指し、突き進んで行く。



信の凱孟といい、王賁の紫伯といい、やはりあと半日で倒せるとはどうしても思えないのは私だけでしょうか…
時間に限りのある飛信隊、玉鳳隊は無理な戦い方をせざるを得ない状況であり、下手をすれば壊滅的な被害を被る可能性があると思います。
ここから逆転する一手があるのか、どんな戦いが繰り広げられるか気になります!
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第392話 中華の注目〜第一歩〜

魏火龍の参戦に攻めあぐねる秦軍。王賁の画策した三軍同時投入まで残された時間は後一日となった。
初戦でつまづいた飛信隊は貂が戻った二日目、敵前線を破り何とか遅れを取り戻した。
一方、玉鳳隊は二日目紫伯軍に敗れる形となった。殿を務めた王賁は何とか関常隊に救われたが、紫伯の槍によって重傷を負っていた。
三つ目の主攻の録嗚未軍はさらに出足が悪く、敵前線を越えていなかった。しかし、これは霊凰軍に攻め込まれている騰軍の脇を守るためとも思われる。

録嗚未軍の夜営地に騰が現れる。騰は録嗚未に対し、なぜ動かぬと問う。録嗚未は魏火龍と相対していないこともあり、一度軍を走らせば目的地まで止まることはなく、明日の昼きっちり敵本営に攻め入ると返す。騰は一軍のみで入っていっても袋叩きにあうなと言う。録嗚未は飛信隊と玉鳳隊が苦戦していることを認識する。
録嗚未はこの著雍の戦いは中華の注目を集めているため、騰の戦いにするべきだったのではと問う。騰は録嗚未が思っている以上の注目を浴びていると話す。それは合従軍戦を武将と言う側面から総括すると世が知らぬ傑物が二人いることを中華が認識したことになり、それは楚の媧燐と魏の呉鳳明であった。その呉鳳明と騰が対決するこの戦は果たしてどちらが上なのか、中華全土の傑物達が注目するところとなっているからであると続ける。録嗚未はそうであれば、王賁の策に乗らずに力を見せ切ってない秦の傑物騰の戦いにすべきだと反論する。
そこで騰は自らの考えを語る。王騎は本気で秦王と中華を獲りに行くつもりであった。たが今の秦軍にそれにとりかかれる才覚の武将は数少ない状況となっている。そこで騰はこの著雍は呉鳳明と騰の対決の場ではなく、これから秦軍の武威の一角を担うべき若き才能達が傑物呉鳳明に挑み、その力と名を中華に響かせる戦いにしようといていた。そうさせたくなるほど王賁の策は鋭いものだったのだ。

夜、信は一人夜空を見上げる羌瘣の元に歩み寄った。信は昨夜の八つ当たりを詫びる。羌瘣は明日の三日目の戦いは相当厳しく、よほど深く策にはめこまないと勝ち目はないと感じていた。また、王賁は身を切る傾向にあり、作戦としては唯一ではあるが、全軍に無理を強いており、急ぎ過ぎと感じていた。信はそんなことはなく、勝機があるのであれば飛び込むべきであり、秦の若手の力が呉鳳明を討ち取るところを中華に見せつけると断言する。それを聞いた羌瘣は再び夜空を見上げて、この戦いは天下の大将軍への本格的な第一歩かもしれないなと呟く。



今回の騰の熱い考えを聞いて、この戦の重みを改めて認識致しました。秦軍若手の天下の大将軍への第一歩の戦い。ぜひ飛信隊と玉鳳隊の活躍で、呉鳳明を打ち破ってほしいと思います。
しかし、騰が王騎の中華統一の信念までもしっかり引き継いでいたことはとても嬉しくことですね!
唯一残念なのはこの戦いに蒙恬が参加してないことですかね…信と王賁に差をつけられなければ良いのですが、、、頭は一番いいと思うんですけどね…
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第391話 喪失〜詠と季歌〜

紫伯は紫伯と言う名も火龍と言う名も季歌と添いとげることができるのであれば全てを捨てても構わない、季歌がいればそれでいいと季歌に話す。
紫伯というのは紫家党首という通称である。一世代前の紫伯は平凡な男であり、位と財にものを言わせて、多くの女を囲っていた。現紫伯こと紫詠はその中の一人の女の連れ子であった。そして、紫季歌も同様に別の女の連れ子であった。共に流行病で母を無くした二人は存在を疎まれ、詠は早く死ねと言わんばかりに激戦地へ送られ続け、季歌は屋敷でいじめに耐える日々であった。
だが年月が流れ、子が生まれなかった前紫伯の後を結局詠が継ぎ、さらに魏火龍に名を連ねる大将軍となった。季歌も王都大梁に名を響かす美女へと成長した。しかし、詠と季歌が結婚の申し出を前紫伯に報告すると前紫伯は猛反対した。赤の他人の詠が全てを持っていくことを我慢できなかったのであった。紫詠も短絡的であり、季歌と添いとげられるのであれば火龍の名も捨てる覚悟をもっていたほどであった。二人の結びつきはそれほどに強かったのであった。
詠は季歌に次の遠征から帰った時に、必ず季歌を妻にすると告げる。しかし、その遠征先で季歌のご婚礼の儀が大梁にて取り行われたという報告が入る。相手は火龍太呂慈であった。太呂慈は妻殺しで有名であった。太呂慈は不貞を働いた妻を十人以上切り捨てていたのであった。太呂慈は季歌に対し、今までの兄紫伯との仲は火龍の仲間に免じて許すが、これからは身も心も一点の隙間なく、永劫にこの太呂慈だけを愛し続けると誓えと言う。しかし、季歌は私が愛するのはこれまでもこれからも紫詠ただ一人ですと言い返す。それを聞いた太呂慈は季歌を一刀両断する。
そこからは紫伯は怒り狂い、太呂慈を含め、敵に回った火龍三人を殺した。しかし、それでも紫伯の心の空洞は未だに埋めることはできなかったのであった。紫伯には季歌が全てであったのだ。もはや今の紫伯は心を持たぬ冷徹な槍であり、故に一片の隙もなかった。

紫伯は王賁に襲いかかる。紫伯は王賁に連続の突きを喰らわせる。王賁はギリギリで凌いではいるものの、反撃に回ることはできなかった。速さと重さのどちらも王賁の上をいっていたこと、さらに紫伯の動きが感覚的に読みづらく、違和感があったためであった。しかし、その違和感に王賁は何かを感じた。
玉鳳隊中央本隊は退却中であったが、敵軍の包囲がほぼ完成していた。もはや力技で抜いたといても半数は失う可能性があった。しかし、そこに関常が現れる。関常は退路を確保し続けるよりも一度作らせて、裏から崩す方が簡単であると、包囲網を崩すしていった。


季歌の話はとても悲しい話ですね…苦労をし続けた二人の唯一の望みも他人の邪な考えで、叶うことがついにできなかったのであった。紫伯の怒りは当然であったと思います。
その紫伯に王賁はどう対抗するのか、、、受けることで精一杯であれば、討ち取るのは不可能ではないかと思います。しかし、王賁が感じた違和感は王翦に感じたものと同じではないかと思います。そこに攻略の鍵があるのかとも思いますが、どうでしょうかね、、、
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第390話 同士討ちの過去〜紫伯の過去〜

紫伯の過去に遡る。そこには戦場でただ一人生き残った紫伯がいた。しかし、味方の軍からは冷遇されており、更なる死地へと送り込まれていったのだ。紫伯は齢十五にして討った敵の数は五百を越えていた。まだ世が気付かぬ天才がここにあったのだ。そしてさらに彼の槍は度重なる死地にて徹底的に鍛えられ続けた。故にその槍は必然的に極みへと達していた。紫伯の電光石火の一撃が王賁の左肩を捉える。王賁は反撃を試みるものの、今度は右脇腹に攻撃を喰らう。
魏軍本営本陣では霊凰が、十四年前の同士討ちの話をしていた。その張本人は紫伯であったのだ。正確には紫伯の妹の季歌にあった。紫伯は変わった男であり、大将軍まで登りつめてもその表情には全く動きはなかったのだ。野心や欲望を抱えてはいなかったのだ。紫伯は色無き世界に住んでおり、その中で妹の紫季歌だけが、唯一の拠り所であったのだ。そんな紫季歌を火龍太呂慈が斬殺したのだ。当然怒り狂った紫伯は槍を手にし、太呂慈を殺そうした。それを察した太呂慈は晶仙と馬統を味方につけ、霊凰と凱孟が紫伯について争いとなる。しかし、その結末は紫伯が一人で相手の三将を討ったのだ。
紫伯の実力の前に玉鳳隊の隊員は触れることすら叶わず、弾け飛んでいった。すでに玉鳳隊に残された時間は少なく、後方の包囲網をすぐに抜けなければならなかった。そうでなければ玉鳳隊自体が全滅する恐れがあった。
王賁は退却の指示を出す。しかも王賁が殿を務めるとした。王賁がこの危険な役目をかってでたのは明日、紫伯を討ち取るため、その槍をもう少し見ておく必要があったからである。


なんとなくですが、紫伯を含む魏火龍の過去が見えてきましたね。来週はなぜ太呂慈が紫伯の妹の季歌を斬殺したのかが語られると思います。
しかし、王賁が殿を務めて紫伯の槍をみても、一日では到底追い付く実力の差ではないと感じているのは私だけでしょうか…
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第389話 紫伯の名〜神速の攻防〜

戦場を回り込み、紫伯の部隊に対して挟み撃ちを仕掛ける玉鳳隊。王賁、関常の両騎馬隊は紫伯隊の背後を攻撃していた。しかし、紫伯隊はその状況に焦りはなかったであった。関常は山の陰に異変を感じ、全騎を止まらせる。魏軍の他予備軍が玉鳳隊の退路を断つべく移動をしていた。王賁もそれに気付く。そこに関常が現れる。王賁と関常は戦車隊の急襲から、敵騎馬隊の突撃はここに玉鳳隊を足止めにするものであり、それに対応したため敵の罠にはまった、敵の包囲線はもっと奥にあるはずであったが、動きを察知し、動かしてきたと分析する。
関常は紫伯の能力を評価し、今ならまだ包囲をかわせるため、乱戦を解いて、離脱することを進言するが、王賁はこのまま突撃し、紫伯の首を獲ろうとする。関常は短時間に敵将の首を獲るのは困難であり、危険な賭けに出過ぎだと反論するが、王賁はその意見を無視し、突撃を開始しようとする。そこで、関常は父君王翦はそんな危い手は打たないと大声で叫ぶ。王賁はそれがどうした言い、さらに時間の猶予と騎馬の突破力を計っての判断であり、捨て身などではなく、玉鳳隊の力を侮るなと言い返す。関常は右翼はその攻撃には参加しないと言い、王賁は好きにしろと認める。
王賁騎馬隊は敵将紫伯をめがけて突撃を続ける。目指す旗には紫の文字が書かれていた。紫伯の名は槍を志す者であれば知らない者がいないほどの名手であった。突撃を続ける王賁のその横に突如紫伯が現れる。王賁の周りの兵は次々と紫伯の槍に葬りされていった。王賁はすかさず龍指を繰り出した。紫伯はそれを弾き返し、逆に龍指で返す。王賁はそれを叩き落とし、今度は龍巣を仕掛ける。龍巣は神速で放たれる連続の突きである。しかし、これも紫伯は全て受け切っていた。槍術に研鑽を積み上げた王賁は伝説の槍使いである魏火龍紫伯と互角に渡り合っていたのであった。


まずは残念ですが、来週キングダムは休載です。今後は王賁と紫伯の戦いが戦局を左右するでしょうが、流石に簡単には首を取れないでしょうから、退き際が大切かと思います。王賁がこれ以上は無理判断し、退こうとするときに紫伯がそれを読み、手を打ってきて、王賁絶対絶命の危機を迎えるが、そこは関常が助けるというのが、次回の流れかと思いました
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第388話 新生玉鳳隊〜関常の存在〜

初戦で足止めを食った飛信隊の一方、魏兵を屠る槍がうなる玉鳳隊はその圧倒的な力を見せつけ、爆進を続けていた。現玉鳳隊は五千人隊であるが、およそ五千人隊とは思えぬ程の力を有していた。ここまで隊が成長した理由は三つある。それは王賁の成長、隊の熟練、そして最後の一つは半年前に王翦軍から派遣されて来た千人将関常の存在であった。関常は右翼を任されており、玉鳳隊の爆進の礎となってた。王賁の側近は王翦が玉鳳隊に送ってきた理由が不明であることに不信感を抱いていたが、その実力はしっかりと認めていた。
玉鳳隊は初日で敵前線を完膚なきまでに叩きこれを突破。二日目で敵予備軍の第一陣をも撃破しつつあった。

魏軍本営本陣では玉鳳隊の躍進の報告が入るが、呉鳳明は焦る必要はないと判断した。それは呉鳳明が敷いた布陣はいかなる敵が入って来ても予備軍の運動で絡め取れる配置になっているためであった。秦軍の本当の戦いは前線を突破し、中に入ってからであること、また玉鳳隊が侵入した方面の予備軍を指揮するのは魏火龍紫伯であることであるため、呉鳳明は玉鳳隊が中ですり潰されるのは時間の問題と考えていた。

玉鳳隊の進撃が続いていたが、そこに魏軍の誇る装甲戦車部隊が現れる。その数は多く、戦車の大隊であった。玉鳳隊の左翼はその戦車隊の攻撃を受ける。王賁は中央部隊を全軍停止させ、中央部隊の騎馬八百を連れて、敵背後に回り込もうとし、残りは歩兵を中心に守備陣形で待機をさせた。しかし、それは紫伯の罠であり、王賁率いる騎馬が離れたところを見計らって、紫伯は玉鳳隊の歩兵を狙って突撃した。紫伯の槍は神速で放たれ、撃たれている人間が気づく間も無く葬りさられていった。しかし、その紫伯の背後に回り込む騎馬隊がいた。それは関常であった。
目まぐるしい展開である。魏戦車隊の急襲で玉鳳左翼が打撃を受けるところを王賁率いる中央騎馬隊が一早く救援に向かった。それを読んでいたが如く、今度は魏火龍紫伯の騎馬隊が手薄になった玉鳳隊中央部隊へ突入。そしてその騎馬隊も出現を確認したと同時になんと右翼の関常騎馬隊が動き、その背後を取ろうとした。展開の早さは率いる将達の頭の回転の早さである。そしてこの応酬にはまだ恐るべき続きがあった。



王賁と紫伯と関常で駆け引きが始まりましたね。しかもこの後まだ恐るべき続きがあるということで、展開が気になりますね。
しかし、翌日の正午に突破できるかちょっと疑問ですね…さすがに王賁は言い出した張本人なので、なんとしてでも突破しなくてはならないと思いますが…
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第387話 交換〜貂の本音〜

凱孟は貂に貴様の欲望はどこにあると問う。貂はその問いの意図が掴めないでいると、凱孟は女にも関わらず戦場にいるということは普通の女にはないケタ外れの欲があるに決まっている、頭一つで万の男を殺すことに欲を覚えるかと続けた。貂はそれを否定すると、凱孟はそうであれば信の存在が気にかかると言う。凱孟は信をあの若さでとてつもなく重い一撃を放つ、単に場数を踏んでいるだけではないと評価したのであった。そして、その信を貂はどう思っているのか、心の底でどうなりたいと思っているのか、女軍師として命懸けで戦場にいる全欲望をぶちまけてみろ、その内容次第で、凱孟は貂を殺すか返すか決めてやると話す。
翌日、両軍は相対していた。昨夜、魏の伝者が現れ、凱孟が人質交換に了解した旨を飛信隊に伝えた。両軍の中間地で兵を五千ずつ並べることとした。そして、信と凱孟は自軍から少し前に出て向き合った。凱孟はこれから河了貂を放す、そちらも荀早を離せと言い、人質交換が始まる。貂と荀早はそれぞれ歩いて自軍まで戻る。貂は信に向かって歩いている間、昨夜凱孟に話したことを思い出していた。
貂は信の夢が叶ってほしいと願っている、それとおれもあいつと一緒に幸せになりたいと言う。それを聞いた凱孟はそうであれば、今すぐ飛信隊を辞めて、家に帰れと言う。貂の欲は女の欲であり、好きな男と共に戦場で添い遂げようとはムシが良すぎる話であり、このままいけば最悪の結末を迎えることになると言う。貂は戦場で共に戦い、そして幸せになると反論する。凱孟は女の身をわきまえぬ強欲だと言うものの、荀早を囚われて、難儀してたいたところもあり、信の元に返す提案を受け入れた。
信の元に戻った貂は信に絶対勝とうと言い、二日目の戦いが始った。飛信隊と凱孟軍は一旦距離を離して互いに布陣をしなおし、二日目の戦いを再開する。凱孟は本来の後方予備軍の陣に戻り、飛信隊はまず敵前線一万と改めて戦うことになる。
そして一方、飛信隊とは呉鳳明を挟んで反対側になる戦場では初日で敵前線を打ち破りその圧倒的な力を示した玉鳳隊が早くも奥の予備軍に迫ろうとしていた。ここでようやくもう一人の魏火龍が腰を上げる。


とにかく貂が何事もなく、無事に飛信隊に戻ってきたことに安心しました。もう敵に捕まらないように気をつけてほしいと思います。しかし、今回は信と貂の気持ちの差が明確になり、今後それがどう影響してくるのかが気になります。
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第386話 貂の存在〜妹〜

貂は牢に繋がれ、その中で独り俯いていた。牢の周りでは魏の兵が貂に対し、罵声を浴びてせいた。その中には家族を飛信隊に殺された者がおり、恨みを晴らそうと槍の柄で、貂を激しく突いた。そして、輪を掛けるように何人もが貂に攻撃を加えていった。そこに騎兵が現れ、貂を凱孟のところに連行する。
一方飛信隊では信が一か八かで夜襲をかけ、助けに行こうとするが、我呂は軍師とはいえ、一人を救うために何百、何千の命をかけることに反対した。さらに渕さんは貂のこともあるが、楚水も深手を負っていて、戦線復帰は難しい状況であり、とてもあと二日で凱孟軍を撃破し、呉鳳明本陣まで辿り着くのは難しい状態であるため、今のうちに騰へ作戦中止を請う伝者を送るべきであると発言する。その発言に岳雷は悔しいが、賢明な判断と賛成する。信はそれを聞き、苦しい表情を浮かべていた。
そこに羌瘣が一つだけ試す手立てがあると言う。それは荀早との人質交換であった。信はすぐに人質交換の伝者を送ろうとするが、我呂は人質交換も危険がつきまとうため、やる上での動機の深さを信に問いた。河了貂は信の女なのかを。我呂は信に河了貂への気持ちを尋ねる。一同は静まり返り、信の言葉を待っていた。信は貂とは自分の唯一身内であった漂が死んだ夜に出会い、政と共に最初にできた戦友であり、それからずっと傍らにいた、たった一人の妹みたいなものであると言う。さらに信は貂のために無茶をやっているようにうつるかもしれないが、何もせずに貂を見殺しにするような真似は絶対に出来ないと言い切った。その言葉に我呂は納得したのであった。


信の言葉にちょっと感動しました。信にとってもそうかもしれませんが、長年読んでいる私にとっても貂は妹のように感じているので、無茶をしてでも助け出してほしいと思います。
人質交換は交渉する人間が非常に大事であり、そこが成否を分けると思います。しかし、飛信隊に適任者がいない…当然信が行くわけにはいかないですしね…蔡沢みたいな論客がいればいいのですが、、、
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