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第425話 正しい感情

宮殿深くまで入り込み、殺戮を恣にする反乱軍。大王の子が篭る後宮まであと僅かのところまで来ていた。城外の戦いでは戎翟軍が鎮圧軍を押し返しており、反乱軍優勢となってきていた。
戎翟はその矛を振るい、暴れ回っていた。尚鹿は戎翟の強さに驚き、圧倒されていた。戎翟は尚鹿と貂に向かい、この時が来るのを百年待ったと話す。百年前、戎翟は秦に征服され、糾合された、秦としては田舎民族の一つかもしれないが、戎翟としてはそうはいかなく、祖父達が受けた不条理を倍にして返しているだけだと吐き捨てる。

信は後宮を目指し騎馬でひた走る。そこに二人の王宮警備隊と出くわす。信は飛信隊であることを名乗り、後宮までの近道を聞くと、一人の警備兵はあそこの建物の脇道だと言い、信の意識がその建物に向くと、もう一人の警備兵は隙のできた信の脇腹に刃を突き刺した。さらに城壁に弓隊が現れ、信に対して一斉射撃を行う。しかし、間一髪のところで田有が身を呈して信を護った。田有の背中には無数の矢が突き刺さっていたのだ。

呂不韋と相対していた政は明らかに顔色が悪くなっていた。政は呂不韋の後ろに数多くの亡霊の手を見ていた。
政は呂不韋のやり方では戦はなくならぬと話す。呂不韋はそれを認め、いかなるやり方でも人の世から戦はなくならないと断定する。それは武器商人として、広く戦を見てきたからであった。命懸けで戦う者達の思いはそれぞれであり、大義のために戦う者、仲間のために、愛する者のために戦う者、私利私欲のために戦う者、復讐を果たす者、しかし、誰も間違ってなく、どれも人の持つ正しい感情からの行動であり、だからこそ堂々めぐりになる、復讐心一つをとってもそれを無くすのは至難の業である、邯鄲でそれを味わった大王であれば十分承知でしょう、戦争はなくならないと話す。
政はさらに多くの亡霊の手を見て、混乱しそうになるが、そこに何処からか大丈夫ですと言う声が聞こえる。さらにあなたなら力強くそうでないと言えるはずと語りかけてきた。その時、政は紫の玉の光を纏っていた。



語りかけてきたのはきっと紫夏さんですね。復讐は復讐を生むが、必ずしもそうではないと身をもって経験した政が言い切るのであろうと思います。呂不韋を論破するのが楽しみです。
しかし、田有さんは心配ですね…きっと身体が丈夫なだけが取り柄だと言って、回復することを祈ってますが…
信の怪我も心配です
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第424話 夢のような国

若き日の呂不韋は師と呼んでいた人物と意見を交わしていた。師は自分達が届けた武器で殺し合いが行われている光景を見て、呂不韋に対し、たまらぬなと呟く。師は戦こそ正に人の愚行の極みであると言うが、呂不韋はそれもまた人の営みの一部であると考え、それよりも武器商が儲かることに興味を抱いていた。しかし、師は今回武器を流したのは火急に大金が必要であったためであり、節度のある商人として、武器に手を出してはならぬと諌める。目の前で人が死んでいく様を見て、あの戦いで利を手にするのは戦っている張本人ではなく、国の中枢の人間たちであり、戦いとは虚しいものと師は感じていた。呂不韋は虚しくはないが、愚かであると考えていた。呂不韋は軍資金があるならもっと別の楽な方法で戦で勝つよりも多くのものを手にできる、人が手に入れた最強の武器は剣や槍ではなく、金であり、金を使い、人の欲望を操り、国を大きくすると言い、並み居る商人の頂点に登りつめ、全てを手に入れると断言する。

呂不韋は相対した政に対し、貨幣制度が天下を作ったのであり、金が人の欲を増幅させたと話す。千年以上前、貨幣制度の誕生により物々交換であった世界は一変し、運搬しやすく腐らぬ貨幣は物流に距離を与え、散在していた社会を次々と広げた。しかし、金のもたらした最大の発見は裕福の尺度であり、他人と裕福度を比較する物差しを手にしてしまったのである。当然生まれたのは他より多くを得たいという強烈な我欲であり、それから千年は中華という広大で複雑な世界へと進化したのである。そして、人は天下という言葉を口にしだす。かつての世は「天」の恩恵を預かる世界、「下」はあまねく天に支配されるものであったが、天の下が中華となり、それは人間がその手で支配できるのではと思わせるものへと変わったと語った。
政はまるで金が全てのようなもの言いだと言うが、呂不韋はそうであると断言する。政は呂不韋が王となれば人の我欲を至上とする醜悪な世になると言い切ると呂不韋は戦争を第一手段とする世の中よりはるかにマシと反論する。為政者は国民に血を流させるのではなく、国により多くの幸福をもたらす者であらねばなりませぬと諭す。理想を掲げて国を治めようとする政に対し、呂不韋は金を操って国を治めようとしたのである。
蔡沢は呂不韋に対し、金でどう国を治めるか問うと全実権を呂不韋に委ねるのであれば十年で秦を中華史上最も富に満ちた国に成長させ、物があふれかえり、飢えなど無縁の世界にし、秦人全員が人生を楽しみ、謳歌する国を作ると言う。蔡沢はまるで夢のような国だが、それを乱世が許すのかと問うと乱世だからこそと断言する。秦が溢れるばかりの富を示せば他国の人間は必ず羨ましがり、秦に流れてくる、他国の王がそれに危機を感じるなら、富を分け与え、手を握る。刃ではなく富を交わらせて関係を築いていき、中華全体の経済を秦を中心とした発展にするとし、暴力ではなく、豊かさで全体を包み込む、それが呂不韋の考える正しい中華の統治であった。つぶして従えるという蛮行は争乱の世こそ大国が見せてはならぬ姿であり、暴力で征服し尽くす中華統一は以ての他である、国が一つになれば国家間の争いがなくなるが、それは勝利する側の身勝手な夢の押し付けにしかならなく、敗北国には秦への怨念しか残らない、それこそ未曾有の闇に包まれる。自国民にも多大な犠牲を強いるやり方は狂気の沙汰であり、それでも中華統一が王の道として揺るがぬというのであれば、大王は誰よりも玉座にあってはならぬ人間だと豪語する。




呂不韋の自論は最もだと思ってしまいました。確かに国が裕福になれば幸せと感じるようになるでしょうし、満足感があれば他国から奪おうとも考えないため、戦争がなくなっていく、国という形こそ残れど平和な世になる。
しかし、そんなに未来永劫に富が続くとは到底思えないし、呂不韋が出来ても呂不韋亡き後は再び乱世に戻るような気がしますが、、、でも目指す方向は非常に良いのではないかと思っちゃいました。
来週政がどう呂不韋を論破するか楽しみです!!この場を正面から切り抜けてこそ、中華の王だと思うので、期待してます。
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第423話 天下の起源

中華統一という政の夢を一笑に付す呂不韋。そこに瑠衣、李斯、蔡沢二人きりの部屋に現れる。さらにその後ろには太后もいた。呂不韋は政に対し、これはどういうことかと問うと政は呂不韋に対して話し始める。
呂不韋が嫪毐を後宮に忍び込ませた張本人であることは調べがついており、此度の反乱の首謀者嫪毐を作った元凶である。しかし、裁くことができなかった。七年前の竭氏、成蟜反乱を黙殺した時も、その後の刺客団による暗殺未遂の時も、近くは成蟜が死んだ屯留反乱の時も、一度も背後にいた呂不韋を裁くことができなかった。しかし、今度は違う、今行われている咸陽の戦いで勝利した暁にはいかなる言い逃れも許さず、必ず呂不韋まで罪を波及させ、大罪人として処罰する。そうして呂不韋を権力の座から引きずり降ろし二人の戦いに終止符をうつと力強く言い切った。呂不韋はそれを正面から受け止め、咸陽での勝利という条件付きの話ですがなと返す。政はどちらに転ぼうと秦国の中枢は新しき体制に生まれ変わる、ならばここまでいびつながら現体制の中で国政に関わり国を支えた者たちに、そして新しき政府でも大役を担う者たちに節目となる我々の言葉を、聞かせておくべきとは思わぬか呂不韋と語りかける。その言葉の意味は政は勝利した後は李斯らさえ登用するということであった。その言葉に蔡沢、李斯は驚きを隠せないでいた。
呂不韋は一向に構わなく、聞かれてまずいのはむしろ大王ではないかと言う。その言葉を政は無視すると呂不韋はでは皆にも聞かせてやって下さい、中華統一という狂気の願望を抱く胸の内をと続ける。

政は一度目を閉じ、そして開く。政は人の道を断ずる前に自分を語れ呂不韋と言う。これまでいつも大口を叩き、人を翻弄してきたが、その実腹の底を見せる言葉は口から出ぬ、天下を語ろうと誘うならば、呂不韋自身も腹を据えて口を開け、何を持って中華統一を狂気と断ずるか、まずはその理由をお前の言葉で明らかにしろ、上辺の中傷ではおれの夢には通じぬと断言する。政のその言葉に場は静まり返る。
呂不韋は元よりそのつもりであり、断ずる根拠として、呂不韋から見た天下像について話し始める。まず最初に天下を語る上で国、民、王それらの前に大切なものを明らかにしなくてならなく、それは天下の起源であると話す。今、我々の示す天下というものはいつ始まったか、何によって生み出されたのかご存知かと政に問う。政が沈黙を続けると答えはこれだと金を手にして示した。
政は貨幣制度かと返すと呂不韋はさすがですと言い、これこそ人の歴史における最大の発明にして発見であり、全ては金から始まったという。



呂不韋と政の天下理論がどう発展していくのかが楽しみです。呂不韋が金といった背景が気になりますね。呂氏春秋を完成させたほどであるから、かなり論理的なんであろうと思います。また、金は現代社会においても人の行動を左右する重要な要素であることから、非常に興味深く思います。
しかし、それをさらに政が論破してくれることを期待しちゃいますね!

李斯、蔡沢までも登用しようとした政はやはり偉人であると思います。個人的な感情は無視して、中華統一に必要な人材は何かを考えた答えだと思います。
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第422話 守りぬく命

飛信隊と蕞兵は王の子を死守すべく、反乱軍と死闘を繰り広げていた。その最中、信は政と二人で会話をしていた頃を思い出す。信は政に子供がいるってどんな感じだと尋ねる。信は親の顔も知らないため、その感覚がよくわからないでいた。政はそういう意味では自分も親子関係は疎いが、子供に関して思うのは時に不安と苛立ちと多分に笑いをさそう困った存在だと話す。信はその言葉を嬉しそうに聞いた。政が麗はそんなに体が強くないので、気をもむこともあると言うと信はだったら最初はしっかりと守ってやらないとなと返す。

後宮ではまだ反乱軍の様子を目に捉えるとこはできなかったが、入城してきていることをその雰囲気から感じ取っていた。微久は王都は王宮を守るべく壁や街で囲い作られており、さらに後宮は王宮の後ろに隠された閉ざされた城であるため、簡単に反乱軍は来られないと話す。しかし、陽はだとしても万全を期すべきと返す。微久はもちろんと言い、陽と向と麗だけを誰も知らぬ隠し通路へ導くこととした。向は麗を胸に抱き締め、何よりも第一に守られるべき命がここにあるとし、母として、王の后の一人として、命に代えてもこの子の命は守り抜くと誓う。そして、四人は隠し通路に向かったのであった。

樊於期の息子琉期は咸陽の民を切り捨てながら王宮、後宮を目指す。ところが、咸陽のあまりの大きさに驚き戸惑っていた。しかし、樊於期は呂不韋からの情報を元に最短の道がわかっており、先を急いだ。
飛信隊もようやく城外の反乱軍を蹴散らし、入城するも、その咸陽の大きさに驚いていた。しかし、信は王宮には何度も足を運んでいるため、王宮への道筋はわかっており、騎馬隊を率いて全力で向かう。

一方、雍の天備宮では政と呂不韋が相対して座っていた。しかも、席は対等であった。政は咸陽の戦いにより、明日どちらが玉座に座るか決まるため、最後の対話であり、対等に座して語ろうとしたのであった。呂不韋はではと口を開く。ずっと妙な噂を聞く、中華統一という馬鹿な噂だと、天人になるおつもりか、夢想の中の物語ならばよしとするが、本気ならおよそ血の通った人間の歩む道ではござらぬぞと挑発する。



咸陽もなかなか危機的な状況となってきました。樊於期に予め地図と渡すといったところはさすが呂不韋で抜かりがないですね。たぶん誰も知らぬ隠し通路も呂不韋はその情報を入手しており、樊於期もそこを目指している可能性がありますね。
しかし、信には王暗殺の際に一度隠し通路にも入っている経験があるため、何とかギリギリ向と麗を助けることができるのではないかと思います!!
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第421話 二の舞

呂氏四柱の立場を顧みず、呂不韋に反旗を翻した昌平君は大王陣営として咸陽救援に向かおうしていた。昌平君と昌文君は馬上にて対峙する。昌文君は昌平君に対し、飛信隊へ反乱の報せを送ったことに感謝し、昌平君の加勢は百の勢力を招き入れるより、万倍の力になると喜んだ。
昌平君はこの期に及んで宮中内の勢力争いに意味を持たなく、大王と呂不韋の勝敗は咸陽の戦いに委ねられたと言う。昌文君もその意見に賛同した。介億は大王の護衛に抜かりはないかと聞くと壁が馬鹿正直に二人きりにするつもりはなく、一軍並の兵力を置いて大王を守ると答えた。しかし、昌文君は宮殿の方を気にして、見つめていた。昌平君は心配かと尋ねるとそれを否定し、よもや呂不韋から天下という言葉が出てくるとは驚いたと返した。昌平君は十年以上呂不韋の下についてきたが、秦史における二大丞相に肩を並べる大人物であることは間違いなく、もしかしたらまだ本当に呂不韋の器をわかっていないかもしれないと口にした。

咸陽では飛信隊が活躍を見せていた。樊於期は息子が飛信隊を潰しに行こうとすることを制し、西側に移動する。西側ではまた内部工作により、門が開いたのであった。そこに反乱軍が雪崩れ込み、その中には樊於期親子の姿もあったのだ。昌平君の近衛兵にも限界があり、危機的な状況であった。信は反乱軍に進行方向を阻まれているため、悔しながらもそれを見るしかなかったのである。そこに貂の信と呼ぶ声が響き渡る。信はその声を聞き、貂の方を見ると目が合い、咸陽に来る間の貂とのやりとりを思い出す。
それは屯留の二の舞にしてはいけないということであった。あの時は成蟜救出に間に合わなかったが、今回はそんなことはあってはならなく、救わなくてはならないのは政の子供であると貂から言われていたのであった。
それを思い出した信は大声で叫ぶ。飛信隊、そして蕞の兵聞け、今戦っている敵の本当の目的は咸陽陥落ではなく、王族であり、一番狙われているのは秦王政のまだ幼い子供だ、そんなふざけたマネは絶対やらせない、あの時はみたいに力を貸せ、飛信隊、蕞兵、死力を尽くして大王の御子を助けに行くぞと信は戦場に声を響き渡らせた。それに飛信隊と蕞兵は呼応し、全員の力が漲ったのであった。そして、反乱軍に突撃を仕掛ける。



咸陽内部にどこまで呂不韋の手が回っているかわかりませんが、かなり危うい状況ですね。貂の言う通り屯留の二の舞にしてはならなく、時間との勝負になると思います。
しかし、何かもう毐国の存在感薄すぎますね…ちょっと忘れてた
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第420話 袂を分かつ

加冠の儀十日前、信の元に送られてきた軍総司令からの伝書には重要な内容が記されていた。それは呂不韋の手先であった伝者孫築に中身を読み取られないよう工夫がされてるほどであった。一見、通常の軍略指令のように見えるが、真の意味は加冠の儀を狙った反乱が起こるということであった。信はその伝書の内容に驚くが、呂氏四柱である昌平君が暗号文まで使って反乱のことを教えるのはおかしいと混乱する。しかし、貂はそれ故とてつもないことであり、この暗号文は単なる乱の知らせだけでなく、ついに昌平君が呂不韋との袂を分かつという意思表示でもあると説明した。

雍では呂不韋が昌平君に対し、なぜ今そちが立つと詰問する。そのやり取りに会場一体は静まり返り、全員の注目が集まっていた。そして、昌平君は口を開き、左丞相昌文君と共に咸陽へ行き反乱を鎮めてまいりますと返答する。呂不韋は昌平君に対し、お前は自分の言っている意味がわかっておるのかとさらに全力で睨みつけながら詰問を重ねた。その気迫に会場はさらに緊迫感が増し、全員刻が止まったように硬直し、二人に視線を注いでいた。昌平君は余計な問答は必要ない、察しの通りだ、世話になったと呂不韋に返答する。
昌平君の言葉により、会場全体に衝撃が走る。長年連れ従った四柱の一人昌平君が呂不韋陣営から離反した瞬間であった。
李斯は怒りを抑えられず、立ち上がり昌平君に対して、ふざけるな我々を裏切ってその足で大王陣営につくというのか昌平君、共に呂不韋様にくすぶっていた才を拾い上げてもらった身、貴公には義という言葉はないのかと叫ぶ。しかし、昌平君はその言葉を意に介さず、行くぞ介億とだけ言う。さらに李斯は止めようとするが、呂不韋はもうよいと制する。呂不韋はあえて泥舟に乗り換えたいというのであればよいとし、今から十一年前に丞相となり、最初に権をふるい人材登用したのが昌平君であったが、本来人の下につくような人物ではなく、いずれこういう日はくると思っていたと話す。しかし、呂不韋は案外遅かったなと言い、昌平君に行くがいいと続ける。
さらに呂不韋は成り行きをずっと見ていた会場に対して、しかし、こんなことで一喜一憂する愚か者ばかりよ、四柱は呂不韋自身を華やかに彩る装飾に過ぎなく、一つ二つ身から剥がれ落ちようと呂不韋という人間の強大さは一切揺らぐものではないと言い切り、うぬらは全員誰一人呂不韋という男の大きさを測れておらぬと言い捨てた。
呂不韋の視線は政に向く。そして、加冠の儀も終わり、今まさに刻が満ちようとしている頃であり、場所を変え、どこか二人きりで天下などについて語らいませんかと誘う。



ついに昌平君が呂不韋から離反しましたね!「世話になった」というフレーズは「とるに足らぬ小事です」に並ぶ名言で、カッコイイと思いました!
しかし、それでも汗一つかかない呂不韋…昌平君の離反が決定打となり、失脚に追い込まれると思っていましたが、微動だにしないとは…
呂不韋に言わせれば私なんかも当然愚か者なのでしょう…もう呂不韋が大きすぎて測れません泣
しかし、その呂不韋が唯一認める相手が政なんでしょう。だからこそ二人きりで天下について語ろうと誘ったのでしょう
続きが気になりますね
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第419話 立つ男

反乱軍討伐に出陣する前、飛信隊が得た伝文の内容に貂は驚きを隠せないでいた。そして、貂は全てが覆るかもしれないと呟いていた。
信は尚鹿と並走しながら伝文についての話をした。尚鹿はそれが真実であれば形勢は一気に覆ると感じていた。

咸陽では勝手に城門が開いた光景を見て、樊於期の息子は父の手回しかと樊於期に尋ねるが、それは呂不韋だと返した。

一方、雍のキ年宮では非常事態故、辞を幾つか省略したものの、一通り最後まで事を済ますことができた。そして、政は第31代秦国大王の加冠の儀を全うしたものとすると宣言される。そのことに会場は湧き立った。
しかし、昌文君はその感激に浸ることなく、直ぐに反乱軍討伐に向かうことを政に直訴する。昌文君は咸陽での攻城戦が始まったという報告を受け、蕞の軍が間に合わなく、太后の玉璽で想定外の形になってきていると考えていた。政は昌文君に対して、武運を祈ると返す。そして、昌文君は壁を連れて、咸陽に向かおうとするが、そこにお待ちをという声が掛かる。

飛信隊はようやく咸陽にたどり着くが、反乱軍が場内まで入ってきている状況をみて、全軍突撃を図る。しかし、樊於期は反乱軍の半分の一万五千を飛信隊に当てて、白兵戦に持ち込み、一兵も城には近付けさせなかった。その間、場内では市民に対して反乱軍が蹂躙を始めていた。しかし、そこに黒づくめの軍団が出現し、反乱軍を一気に粉砕する。そして、そのまま場外に出てきたのであった。その姿を見た河了貂は黒づくめの軍団は軍総司令昌平君直下の近衛兵であると分かったのであった。

キ年宮にて咸陽に向かおうとする昌文君に立ち上がり、声を掛けたのは昌平君であった。その昌平君を見た呂不韋はなぜ今そちが立ち上がると尋ねる。



黒づくめの軍団、カッコいいですね〜さすが、軍総司令直下の、近衛兵ですね!近衛兵の軍勢がどのくらいいるのかは不明ですが、昌平君であればこの自体も想定の範囲内であり、十分に防げる状況になっているでしょう。
そして、ついに来週は昌平君が呂不韋に弓を引きますね。呂不韋の悪事を暴いて、一気に失脚まで持っていってほしいです。
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第418話 初体験の只中

対岸で待ち受ける反乱軍を蹴散らし、飛信隊は渡河作戦完遂する。死者離脱者はおよそ千五百であり、蕞兵と飛信隊と合わせて反乱鎮圧軍とし、現在、総勢九千五百名であった。反乱鎮圧軍大将の馬仁将軍は飛信隊が千名しか来ていないことを尋ねた。信は飛信隊は魏攻略戦を展開している時であり、いきなり全軍離脱というわけにはいかなく、さらにそんなことは大将隆国が許さないため、足を引っ張らない程度に戦力を置いて走ってきたと言う。馬仁将軍は大将隆国の許可を得ずに来たことを危惧するが、信は政の危機にかけつけないわけにはいかないと力強く言い切ったのであった。
そこに相変わらず無茶をしているようだなと一人の男が現れる。その姿を見た信は蛇甘平原で壁の友人であった尚鹿であることを思い出す。尚鹿は壁の強い依頼により、今回の戦に参加しており、副将を任せられていた。尚鹿は信に一つ聞きたいことがあると言い、魏にいた信がなぜ大王の危機を一番最初に察知することができたのか問うと軍師である貂がある暗号文を解いたからであると返した。
そして、反乱鎮圧軍は咸陽に向かって走り始めたのであった。

咸陽は攻城戦の最中にあった。函谷関を通過した敵軍は今までなかったため、咸陽は初めて戦を経験することとなった。樊於期の息子は初めてとはいえ、仮にも王都の門であり、堅固そうであるとみていたが、樊於期はそれはどうかなと返した。
咸陽の混乱の最中、後宮では向と陽が危機感をつのらせていた。そこに微久が現れる。微久は大王が信頼を置いていた人物であり、咸陽に危機が迫った際に抜け道から逃すように指示されていた。
向は非常事態を目の前にして、大王から雍に発つ前にに言われたことを思い出していた。永きに亘った権勢争いに大いなる決着がつこうとしている、故に想定外のことが起こるかもしれないが、信じて待てと。

雍のキ年宮では呂不韋が政を見据えていた。蕞に鎮圧軍一万を隠していようが、反乱を成功させるといっているのであり、それがどうしたと心の中でつぶやいた。

咸陽は反乱軍の猛攻に耐えていたものの、突如城門が開く。



咸陽にも内通者がいるようですね。これではまともな攻城戦は展開できないでしょう。飛信隊が間に合うのか心配ですね。しかし、今回千人だけとなるともしかして羌瘣は残った方の指揮官として、今回の鎮圧軍に参加していないかもしれないですね…寂しいですが…
しかし、貂への伝令が暗号文だというのは予想した通りでよかった。

ところで、尚鹿将軍の顔を見ただけで分かったって人いますかね?
私はなんとなくみたことあるが、全く思い出せませんでした…
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第417話 渡河の戦い

咸陽救援へ向け大河を渡る飛信隊。しかし、その進軍を秦への恨みを抱く戎翟公が急襲していた。戎翟公は弓兵を展開し、舟上の兵を狙い撃ちにした。さらに盾兵を岸に並べ、飛信隊の上陸を阻んでいた。信は舟だからってびびるな、いつも通り強行突破だと隊員達に叫ぶ。しかし、弓の勢いは強く、次々と前線の兵は矢を受け川に落ちていった。また、矢の雨を潜り抜け、岸に辿り着いても重厚に並べられた盾兵に跳ね返された。信はその状況を見て、ここは飛信隊が切り開くと言い放ち、貂は信の舟を先頭に錘型の陣を指示する。戎翟公は錘型で固まった舟を見て、無数の矢を喰らわせる。飛信隊はその矢を盾で防ぎながら、岸へ向かい、進軍していく。しかし、岸には鉄壁の盾兵が三重になって、飛信隊を待ち構えていた。戎翟公は飛信隊を腕利きの部隊だと認識するものの、水辺の足場の悪さと高低差により、上陸は不可能とみていた。
そして、ついに飛信隊は矢を防ぎつつ、盾兵の前まで辿り着く。そこで、飛信隊は矢を防いでいた盾を捨てる。そこには舟の上で全員が弓を引いている姿があった。そして、盾兵に向けて一斉発射する。その矢の勢いに盾兵は陣形を崩される。盾兵が急いで陣形を立て直そうとした瞬間、信の矛が反乱軍を切り裂いていた。飛信隊は上陸を果たし、拠点を確保することに成功する。戎翟公はそれを見て、部下に三千の兵を置いていくので、飛信隊と潰し合うようにと指示し、自らは樊於期のところに行くと告げた。

式典中の雍のキ年宮に急報が入る。ついに反乱軍が咸陽に到着し、攻城戦が始まったとのことであった。



さすが歴戦の猛者である飛信隊だと思いました。戎翟公の上陸を阻む作戦は失敗し、さらに残していった兵も飛信隊の前では無意味でしょう。
しかし、咸陽の守備力も薄くなっているため、どれだけ早く飛信隊が咸陽に辿り着けるかが重要になってくると思います。
蒙恬出てこないかな〜
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第416話 伏兵の場所

窮地に陥った大王が放った援軍の飛信隊。川を渡れば咸陽は目の前のところまで来ていた。丘を登ったところから河了貂は先を見つめいてたが、固まって動かなかった。隊員が続いて同じく先を見ると絶句したのであった。

雍の蘄年宮では政が援軍について呂不韋に話していた。その内容は援軍に飛信隊を派遣していること、さらにそれとは別に一万の反乱軍迎撃の軍が存在するということであった。李斯はその発言に焦りを覚えた。しかし、李斯は反乱成功のために咸陽にある全軍容を細かく把握しており、咸陽、雍にも一万の兵を隠せるわけがないと判断し、呂不韋に大王は嘘をついているという合図を送った。その合図をみた呂不韋は政に対し、その一万の軍がどこにあるかと問う。政は蕞だと返す。

飛信隊は渭水を渡る蕞の軍を見渡していた。その軍の多さに渭水は真っ黒に見えた程であり、圧巻であった。そこには飛信隊が来ることを聞いていた兵がおり、行軍のための舟と漕ぎ手が準備されていた。そこには蕞でともに戦った民兵たちの姿もあった。大王のためなら何度でも命を張って戦うという覚悟があったのだ。

北道出口付近の毐国軍は南道より守備軍が出現した報を受けていた。樊於期は渭水を渡った数を聞くと三千程とのことであった。その数から樊於期は戎翟に守備軍壊滅を依頼し、自らは咸陽に向かうとした。

舟で川を渡る最中、一万と想定していた敵軍が三万であること、函谷関をすり抜けたことにより、進軍が想定より早いことなど、不安要素はあったが、信はいよいよあの二人の最後の戦いであり、何が何でも勝って政のもとに秦を一つにすると叫ぶ。しかし、その先には戎翟軍が川から上がろうする蕞軍に襲いかかっている光景が見えたのであった。



新年明けましておめでとうございます。今年もブログの更新をしていきますので、何卒宜しくお願いします。
一万の兵の隠し場所が蕞とはまたちょっとした興奮を覚えました。大王のために命を張って戦う民兵は単なる軍よりも強いと思いますし、心強いと思います。しかし、川を渡ったところに敵軍がいるとなると地の利が敵にあるため、苦しい戦いになるかもしれませんね…また、早くしないと樊於期軍が咸陽を落としてしまうため、時間との戦いにもなりそうです。
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