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第437話 親子の繋がり

反乱の傷は癒え、飛信隊は再び最前線の地へ戻っていった。
史記秦始皇本紀にはこう記されていた。紀元前238年四月秦王政は雍にて帯剣、加冠した。その時嫪毐の反乱が発覚した。嫪毐は王と太后の玉璽の複製で各県の兵、戎翟公らを挑発して雍に攻め入ろうとした。王は気付き、昌平君、昌文君が毐軍迎撃に出た。咸陽で戦い反乱を鎮めた。その後数百人を斬首とし、武功者は爵を得た。嫪毐ら首謀者は車裂きとなり、首はさらされその一族も皆死罪となった。また関係した四千余家の人間が蜀の地へと島流しにされた。
こうして嫪毐による秦国史上最大のクーデターは失敗に終わったのである。
蔡沢と呂不韋は城壁の上で語り合っていた。まず蔡沢は呂不韋に対し、まだ斬首となっていないのかと尋ねると呂不韋はご冗談を、私の方はまだ審議中ですと返す。蔡沢はそうであったな言い、その後に生まれ変わった秦国はこれからどうなると思うと尋ねる。呂不韋は正直それがわかる人間は誰一人としていない、なぜならこの五百年誰も踏み入れなかった領域に大王が焦点を当てているからですと答え、さらに心の隅でどこか高揚しているのも事実ですと続ける。蔡沢はそれを聞き、呂不韋をも感化させるとはやはり大王様は傑物の類であったなと微笑んだ。それを聞き、呂不韋はさすが私の息子ですと発言する。太后は元恋人であり、彼女と別れ、荘襄王にあてがったところ、すぐに妊娠が発覚した、親子二代で秦を牛耳られると我ながら何というツキの強さと思ったが、蓋を開けてみれば出産した日がどうやっても計算が合わなかったと言い、息子というのは冗談ではあるが、実はごくたまに思う時もあったと話す。それほどに、大王、太后、呂不韋の関係は解き目がないほど絡み合っていて、今回三者が同時に力づくでケリをつけたため、新しい時代への航路が開けたと続ける。蔡沢は生みの苦しみかと呟き、呂不韋はさすがに勝った大王にも笑顔はありませんなと言う。蔡沢はこの戦いの爪跡が最も深く刻まれてしまったのは大王と太后の二人の間だと語る。呂不韋は最後まで二人の遺児の命を助けようと粘ったのは大王本人らしいですと話す。

太后はある塔に幽閉されていた。そこに政が訪れる。政は衛兵に太后の様子を聞く。衛兵はたまに泣き叫ばれるが今は眠っている、しかし、食事も水もほとんど口にしていないと返答する。それを聞いた政は衛兵に少し外すことを依頼する。
政は部屋に入ると死人のように横になっている太后の側に腰を下ろす。政はその背中を見て、子供の頃、熱でうなされた時に太后に看病してもらったことを思い出す。政はその時と同じように太后の背中に手を当てる。そして、語り出す。政はお互いによく生きてここまでこれたものです。あなたは全てを失ってしまったが、どういう形であれ、旅が終わったのです、裸足で棘だらけの道を歩まされたあなたの旅がようやく…と言い、政は頭を太后の背中に付ける。そして、太后にしか聞こえない微かな声で話し始める。二人の遺児は密かに城外へ出し、匿っております、露見すればすぐ命を絶たねばならぬ故、知っているのはごく僅かであり、何年先になるかわからないが、国内が完全に落ち着いたら必ず二人と引き合わせます、ですからどうか健やかでいてくださいと。それを聞き、太后の手は微かに震えてた。



政の二人の遺児を匿ったというところは本当に涙が出そうになるくらい感動しました。匿うという苦肉の策とは言え、兄弟の命を救った政は素晴らしいと思います。
呂不韋の政は自分の息子という発言にはやはりか!とも思いましたが、違ってよかったです。さすがに自分が王になるためとは言え、息子を手にかけるようなことはあり得ないと思っていたので…

第436話 最後の懇願

反乱首謀者の嫪毐の刑が決定する中、必死に罪を庇う太后であるが、その処罰は彼らの二人の子にも及ぼうとしていた。
太后は政に目を閉じたまま、土下座をしていた。それを場にいた全員が固唾を飲んで見守っていた。そして、太后は土下座のまま語り始める。最愛の男に出世の道具のために捨てられ、人生の転落が始まった…好きでもない男にあてがわれ、その男にも置き去りにされ、悪意の只中で生きるはめになった、子供だった政もあの邯鄲での生活は忌まわしき記憶として残っているだろう、だが、大人だった私にはもっと過酷で惨めな日々だったと悔しむ。数年経ち、私を置き去りにして秦へ逃げ戻った男が太子になり、私も咸陽へ連れて来られ、后となったが、救われたと思ったことは一度もない、もはや何をしても灰色の無味無臭の世界にずっといたと語る。しかし、そこで嫪毐と出会い、その子を授かり何かが変わった、二十年以上乾ききった土地に水が注がれ染み込んでくるような心地がした、その水を注いでくれたのは嫪毐であった…嫪毐が助からないのは私でもわかる、私も助からなくていい、だがどうか二人の子の命だけは助けてくれ、母から政への最初で最後の頼みだと大粒の涙を流し懇願する。
一堂は政に注目し、その反応を待った。政は口を開く。残念ですが、それでも救えません、理由は先程も言った通りこの国に反乱の芽を残してはならないからですと返す。
それを聞いた太后は小刀を取り出し、政に襲いかかろうとする。しかし、それも衛兵にとり押さえられる。太后は政に対し、殺してやる、てめぇなんて産むんじゃなかった、てめぇを身篭った時に腹を打ちつけて叩き殺しときゃよかったんだと暴言を吐く。
そこに向が、太后様と叫ぶ。向はどうしてそんなひどいことを仰られるのですか、大王様だってあなた様の偽りなき大切な御子ではありませんかと泣きながら訴えた。さらにそんなに命懸けで二人のお子を助けようとしている熱意を愛情をどうして政様に向けることができなかったのですか、どんなにつらい世界であっても大王様にとっては太后様がたった一人の母親だったんですよと続けた。それを政は黙って聞いていた。
嫪毐はもう諦めましょう、決起した日の夜にこうなる覚悟も二人でしたではありませんか、もう二度とあなた様が涙を流されぬように精一杯頑張ったのですが、力不足でした、子供のことは残念ですが、向こうで私が面倒を見るので大丈夫です、太后様、私はあなた様とお会いできて人生に大いに意味を持ちましたよ、本当に幸せでしたと言い残し、処刑の場に自ら足を進める。


やはり太后の訴えも聞き入られなかったですね。歴史にたらればはありませんが、嫪毐と太后の子供の命を守るのは本当に国を興すことであったのか非常に疑問を感じます。太后ほどの頭脳と財力を持っていれば、他の選択肢もあったのではないかと思います。
しかし、太后の政への言葉は酷いですね、母親にそんなことを言われたら、何も言い返せないですよね、向ちゃんに救われた感じですね。

第435話 内乱の終着点

秦国の内乱は大王側が勝利を収め、呂不韋は完敗を宣言する。反乱の傷痕も癒えぬまま、謀反の処罰の刻が迫る。
毐国敗戦の報せが媧燐の元に届く。媧燐は秦と楚の国境の玄斗の地で蒙武と戦いを繰り広げていた。媧燐はこれから蒙武との本格的な戦いを繰り広げようとしていたが、毐国敗戦により、退却を始める。
それを見た蒙恬と王賁は裏で毐国と楚が繋がっていたことに確信を抱く。録嗚未は国と呼ぶにもあやしい毐国如きの反乱を助けるために楚軍が動いたのかと疑問を挟むが、蒙恬はそれ程大事であり、呂不韋が蒙恬達が知らないとこで秦国をひっくり返そうとしていたかもしれないと推測した。さらにそれが敗れたため、秦国はこれから新しい時代に突入すると語った。

咸陽では大勢の人民の前で嫪毐は後ろ手に縛られ、晒されていた。
嫪毐は咸陽に連行された後、これまでの経緯を洗いざらい口にした。その中で自分が呂不韋の手引きで偽宦官として後宮に入ったことも自供していた。しかし、一つだけ嫪毐は事実を捻じ曲げた部分があった。それは自分が王の玉璽の複製と太后の玉璽を盗み、軍を興して反乱に到ったとしたところである。太后は反乱について一切関わっておらず、全て己の独断であったと必死に自供したのだ。そうしてこれから嫪毐は秦国の法律で最も重い犯罪を犯した者に課せられる「車裂き」の刑に処されるのである。
そこに太后が現れる。そして、茶番はやめろと叫ぶ。太后はその男は何の才覚もなく、野心も持たぬ取るに足らぬただの小男だと言い、その男は此度の反乱を起こせるわけがないのは全員分かっていることであり、全て太后自身が仕組んだことであり、嫪毐を車裂きにするのなら、その前にこの太后を車にかけろと命令し、やってみろ政と政を睨みつけ、力の限り叫ぶ。太后の発言に場は静まり返り、一堂が政の回答に注目していた。政はできませんと答える。それは反乱首謀者として断罪されているのは嫪毐であり、太后ではないからだと理由を話す。
太后は政の返答を聞き、絶望する。そして、太后と嫪毐の間に生まれた二人の子の命も奪われるのかと力なく尋ねる。政は二度と反乱が起きないよう国家の禍いとなる火種は完全に消しておかねばなりませんと返す。
それを聞いた太后はその場に跪き、政に向かって土下座をする。
それを呂不韋は遠くから眺めていた。


嫪毐がまさに目の前で処刑されそうになった時に太后の感情が出ましたね。太后の土下座がどれだけ効果があるかはわかりませんが、やはり政は二人の兄弟も処刑するのではないかと思います。政の言っていることは正しく、生かしておけば父親を殺された恨みが残り、将来秦国転覆を画策する可能性があるからです。
しかし、呂不韋はなぜあんなところから眺められるのであろうか。呂不韋も当然断罪されるはずなのに…

ところで車裂きって、ちょっと想像してみましたが、すごくコワイですね…


あと、単行本39巻は7月17日に発売となります!アメトークの後なので、爆発的に売れるでしょうね!

第434話 敗北の巨星

秦国の将来を賭けた咸陽の攻防戦は大王政に軍配が上がる。咸陽の報を待つ雍は緊張に包まれていた。
そこに咸陽から呂不韋陣営の伝令が現れる。伝令は咸陽の戦いに決着がついたので報告すると発言する。そこに居た政、瑠衣、呂不韋、李斯、蔡沢、太后の六人全員口を開かず、伝令の次の言葉を待った。
伝令は毐国軍の反乱は失敗、咸陽は落ちず反乱軍は敗れ北道を敗走中と声を響き渡らせた。その言葉に一堂は言葉を失った。呂不韋は間違いないかと問うと伝令は間違いありませんと悔しさを噛みしめながら返した。
そこに大王陣営の伝令も現れる。政は勝報は聞いた、咸陽の様子はと即座に尋ねる。伝令は反乱軍は咸陽内にまで侵入、城内の民、家屋にも相当な被害が出た模様で、さらに敵は後宮にまで侵入したものの、御子様方の扶蘇様、麗様並びに后の方々も皆様全員無事と報告をした。
太后は大王陣営の伝令の胸倉を掴み、嫪毐はどうなったと問い質した。伝令は反乱首謀者嫪毐は討ち取られた報告はなく、恐らく反乱軍と共に北道を敗走していると推測されますと話す。太后はその言葉に絶望し、その場に座り込んだ。
呂不韋が口を開く。政に対し、よもやそちらが表に出るとはとつぶやき、大王、結果はともかくようやく決着がつきましたなと言うと政はああそうだなと返す。呂不韋はそうかこの儂が負けたのかと初めて負けたことを認識し、正に完敗だとつぶやいた。

後日敗走した反乱軍は函谷関を抜けた所で桓騎軍とぶつかり、散々に粉砕されたのであった。
そして生け捕られた嫪毐は咸陽へと送られ、そこで太后と再会するのであった。


呂不韋が潔く、負けを受け入れたところが印象的でした。来週は嫪毐が太后の前で政に裁かれるところになると思いますが、どういう展開になるか気になりますね。当然死罪は免れないだろうが…

第433話 謀略の崩壊

反乱軍の瓦解を目にし、安堵の渦が咸陽に広がっていた。河了貂は尚鹿に作った壁をすぐに解くように伝令を走らせることを依頼する。それは昌平君が戎翟公の首を取ったとはいえ、兵数は依然として、反乱軍の方が圧倒的に多く、今この時の最重要使命は咸陽を反乱軍の魔の手から救うことであった。故に貂は包囲の壁を解き、混乱の中にある反乱軍がそのまま敗走するよう促したのである。それを見た介億は貂の成長を感じたと共に、蒙武軍や桓騎軍が来るなどデマを流させ、反乱軍が敗走するよう促したのである。
樊於期軍、戎翟軍、そして強制徴兵された烏合の衆であるため、一つ敗走の流れができるとたちまち大きな濁流となり、全軍敗走の形となった。それを見た嫪毐は咸陽を落として雍へ迎えに行くという太后との約束が果たせなかったことを涙を流しながら、叫んで詫びた。
樊於期は外の様子から、自らも咸陽から脱出するように動いた。
信は昌文君のところまで駆けつけ、政の加冠の儀が無事執り行われたか確認する。それには昌平君が最後まで正式に執り行われたと答える。そして、今回の反乱の罪は呂不韋まで追求され、呂不韋は失墜すると語った。
信は昌平君に対し、なぜ呂不韋を裏切ったのかと問うと昌平君は自身も中華統一を夢に描く男の一人と言い、さらに政はその夢を預けるに足る器の王だからと話す。信は今回昌平君に助けられたことに感謝し、逃げた反乱軍はどうするかと問うと介億が趙前線の桓騎軍を呼び戻しているため、函谷関あたりで交戦となり、討ち取るであろうと返す。
それを聞いた信は昌文君に対し、政の加冠の儀と呂不韋の失墜の意味を昌文君の口から聞きたいと言う。昌文君は政が即位してから九年に及ぶ呂不韋との長き戦いにおける大王様の完全勝利だと涙を流しながら喜んだ。


ついに政と呂不韋の戦いに決着が!今まで何度も危ないところがありましたが、信や昌文君に助けられ、首の皮一枚でここまで来たと思います。
これからは秦一丸となり、中華統一に向け、突き進むと思います。

特別編 キングダム芸人

昨日待ちに待ったキングダム芸人が放送されました!
タイトルは「なぜハマる?キングダム芸人」。そんなものは読めばわかると一刀両断したいタイトルですが、まぁここはスルーしておきます。キングダムを紹介する芸人は5名で、それぞれキングダムキャラのコスプレをして、登場しております。
ケンドーコバヤシ→タジフ
サバンナ高橋→信
平成ノブシコブシ吉村→王騎
ポテト少年団菊地→桓騎
小島瑠璃子→羌瘣
コジルリの羌瘣似過ぎ!
相対して、キングダムを知らない芸人として、千秋、土田晃之、中川家礼ニ、オードリー若林、狩野英孝の5名が出てきました。

まずは「読んだら止まらない」というフレーズから始まります。それは皆さんが経験したことで、当然という感じですよね!
しかし、狩野が冒頭に途中で読むのを止めたと言いましたが、あり得ない…ま、人それぞれかも知れませんが、我々には理解できません。
まずはコジルリの第一話の説明をします。ヒョウが死ぬシーンを見て、久しぶりに悲しい気持ちになりました、、、でもそこから信と政の関係が始まるとおもうと少し複雑な気持ちになります。
その後、ハマってない芸人が読むとどうなるかということで、若林が別室で一巻だけ読みます。読み終えて戻ってくると非常に面白いし、ハマるというコメントが!
ケンコバが他のハマってない芸人に対して、万が一、一巻ではまらなかったら、三巻まで読んでくれと言いますが、それは良くわかる!!何故ならば私も三巻(たぶん)の楊端和に信が秦と山の民が手を取り合うことにより、先人達の夢を叶えてやれと言ったシーンに心を打たれ、この漫画は尋常ではないと感じたからです。
その後、番組は王騎について語られていきます。でも、王騎の死が簡単に紹介されているような気がして、それは正直悲しかったですね…やはり、摎との過去、復帰までの道程などが物語を面白くするのに…でもそこまでやったら、ネタバレし過ぎて、読むのがつまらなくなってしまうからでしょうね
また、その後、合従軍、龐煖、成蟜などのキャラが語られていきます。
最後の方で、キングダムが連載当初、なかなか人気が出なかった時にアシスタントをしたことがあるスラムダンクの作者、井上先生にアドバイスを頂くというエピソードが語られました。そこで、井上先生は信の目を少しだけ大きくした方が良いということを助言し、それを原先生が実践したら、一気に人気が出たということです。確かに信の目は大きくなってました!!

これからまたキングダムは人気が出てくるでしょうね!また飲み会を開きたくなってきちゃいました!
ぜひ皆さん御参加頂きたいと思いますので、ご連絡頂きますよう宜しくお願いします。
連絡先 hishintai1001@gmail.com

第432話 決着の夕暮れ

消えかけた戦意を再燃させる昌平君の策「包雷」。その昌平君の勢いは止まることを知らなく、戎翟軍をなぎ倒して突き進んでいく。一千騎ではあるものの、戎翟軍の左右は別働隊に捕まっており、本陣の援護ができない状況であった。さらに後方には貂が敷いた防壁があるため、戎翟の逃げ場はなかった。
昌平君はこの包囲は二度と作れないため、今が正に唯一の勝機、一撃必殺で命に代えても戎翟公の首を取ると士気を最高潮に高める。
戎翟軍内では戎翟公に対し、逃げるよう進言するが、戎翟公はこの場に退路はないと判断し、逆に昌平君に突撃を仕掛ける。戎翟は常に最強の男が王になるのであり、自らもその実力を疑わなかった。
蒙毅はそれを見て、中央の主攻に向かって行き、すり抜けるのが包雷の唯一の脱し方であり、それを実践した戎翟を鋭いと感じた。
介億は勇猛ですなと評価するが、昌平君は蛮勇であり、追う手間が省けたと吐き捨てる。
そして、戎翟軍主攻と昌平君軍がぶつかり合う。その激しさに何人も空中に投げ出された。
戎翟は突撃しながら重臣にこの反乱軍は烏合の衆であり、樊於期が城内に入っている中、戎翟が討ち取られれば、軍全体が瓦解するため、その時は重臣だけでも生き残り、この仇を次の戎翟に伝えよと言い残す。
昌平君と戎翟はついに合間見え、刃を交わらせる。昌平君は戎翟の腕を狙い、右手を斬り捨てる。そしてそのまま首をはねのけた。それはまさに一瞬の出来事であった。
そして、介億は戎翟の首を高々と上げ、勝鬨を鳴らした。飛信隊、蕞兵達は歓喜に沸いたのであった。


まずは残念ながら来週キングダムお休みです。
しかし、昌平君の圧倒的な強さには驚きました。あとは樊於期だけですが、ここから咸陽を制圧できるほどの逆転の一手はないでしょうね


【重要なお知らせ】
な、なんと!!キングダムがついにアメトークに!!
5月28日に「キングダム芸人」やるみたいです!ケンドーコバヤシさん、サバンナ・高橋茂雄さん、平成ノブシコブシ・吉村崇さんなどが出演しており、熱くキングダムを語るようです。
ご批判あるかと思いますが、今までアメトークに取り上げられた漫画と比べ、キングダムはそこまで知名度は高くないと思っておりました。しかし、アメトークでやるということはそれだけ実力が認められているということですね!!
これで、一段と人気が出ること間違いなしですね。
うー楽しみ過ぎる!!!録画して永久保存しなければ!

きんねこさん〉桓騎はロバートの山本さんと私は推測します!ですが、羌瘣が誰だかわからない…

第431話 逆転の猛進

咸陽壊滅必死の刻に到着した昌平君。その矛は戎翟軍を貫いた。その勢いは止まることなく、戎翟軍の背後を突いた。戎翟は昌平君の軍を手練れと判断し、一手で止めるのではなく、側面から攻め、足を鈍らせるよう指示する。
昌平君は次々と戎翟兵を蹴散らしていく。壁はその猛々しさに驚く。介億は昌平君を誇張していうなら武力は蒙武、誇張なしに頭脳は李牧とし、もし昌平君が秦ではなく、生国の楚で立っていたら、ぞっとするであろうと口にする。
そこに右から騎馬隊が現れ、側面から攻めようとするが、黄竜が動き、殲滅する。それにより、逆に戎翟軍は横腹を喰われる形となる。戎翟はハムイ兵八百騎を戻し、左側を攻めさせる。壁は二百騎で止めに入ろうとするが、昌平君に制止される。次の瞬間、城内から昌平君の近衛兵が現れ、ハムイ兵とぶつかったのであった。
河了貂は遠くから昌平君の動きを見て、包雷だと気付く。そして、尚鹿に今すぐ周囲の全兵士に隊形を解き、前面に壁を作るよう依頼する。尚鹿は包囲されての乱戦で、隊形を無くせば一刻も持たないと反論する。河了貂は尚鹿軍の寡兵では勝機はなく、昌平君に託すしかないからであると続けるが、尚鹿は五千以上の兵がいる中、承服できないと反論する。しかし、河了貂は自分と昌平君を信じてくれと頼み込む。
介億は包雷とは左右、後方に壁を作り、敵将の動きを封じ、中央の刃で首を取る一撃必殺の術であり、通常は大規模、広範囲な戦場で使うものの、昌平君はこの寡兵で成そうとしていると話す。昌文君は敵将の背後までは壁は作れないと話すが、蒙毅は背後は乱戦となっているため、今回はそこに壁の役割を押し付けると意見する。介億は少々物足りないが、ないよりかはと言ったところで、遠くに河了貂が壁を作った姿を確認する。その河了貂の働きに昌平君はほくそ笑んだ。


昌平君と河了貂の師弟関係いいですね。言葉を交わさなくても、相手の様子から何をすべきか判断し、対応する。信頼関係があってこそできる業だと思います。
介億が昌平君の武力を蒙武級と称しているので、このまま戎翟の首を取ってくれるのであろうと期待いたします。
それにより反乱軍の決め手がなくなり、大王派が勝利となるでしょう。しかし、樊於期がどこで何をしているかちょっと気になりますね…

第430話 救世の音色

最終局面を迎える秦国内統一戦。毒牙に犯される咸陽、好転の兆しは未だに無い状況であった。
信は建物内で脇腹の傷の手当を受けながら、陽と向に他の隊が太子の方の無事も確認したことを伝える。また、今居る建物は見晴らしが良いため、ここを拠点に陽と向を守るとし、沛浪と去亥を護衛に付かせた。陽は信にそのキズでまだ戦うのかと尋ねると貂が入場し、城門を閉じると思ったが、それができてない、結局外の敵軍が全て場内に流れ込んでしまったら、咸陽は壊滅してしまうため、命運を握っているのは外の戦いであると返答し、信は城外へ向かうとした。

城外の戦いは熾烈を極めており、尚鹿に次々と小隊長の討死の報告が入っていた。一度退却して立て直すことを進言されるが、尚鹿の側にいた貂は退がってはダメだと否定する。それはこの尚鹿軍がいるため、戎翟軍を外に留められているのであり、退却すれば戎翟軍が場内に入り、門を閉じてしまうからであった。貂は咸陽を救うためには二つ方法があると考えていた。それは尚鹿軍が城内に入り門を閉じるか、敵将を討ち逆転勝利を掴むかであったが、そのことに敵も気付き、敵将は退がり、城門付近もしっかりと守備を固められていたのであった。貂は自分がどこかに活路を見出さなければせっかく政が加冠し、秦国が生まれ変わろうとしてるのに全てが無に帰してしまうと恐れていた。そして、尚鹿軍の真ん中を突き進み、貂を狙う小隊が現れる。周りの兵は貂に早く逃げろと叫ぶが、貂は遠くの空を見上げていた。戦場に角笛の音がこだましていたのだ。そして、その音は咸陽にいるそれぞれの頭上に等しく鳴り響いた。その音の意味は昌平君一団到着の報せであったのだ。
介億は状況を遠目から確認し、手遅れではないものの、深刻であると判断する。蒙毅は敵三万に対し、援軍は千騎程度てあるため、早さが命であると話す。昌平君はその通りだと言い、突撃を開始する。
戎翟は千騎程度であるものの、後軍だけではもたないと判断し、昌平君の援軍に応対するため、後方を増軍する。
昌平君は加速しながら黄竜に右へ離れるよう指示し、別の隊を形成する。昌文君は昌平君を軍略の天才であることは疑う余地はないが、武将として戦場にあった話は全くなく、この生の戦いをどう展開するか危惧していた。まずは兵の士気を上げるべく、先頭をかける姿は見事と感じていた。しかし、昌平君はさらに騎馬を加速させ、そのまま敵陣へ突っ込む体勢をとる。昌文君は焦り、待て、下がれと叫ぶが、介億は心配無用、昌平君は幼少期、あの蒙武よりも強かったのだぞと話す。
昌平君は敵陣に斬り込み、介億に戎翟の首を獲るぞと言う。



ついに昌平君の実力が明らかにされる時が来るんですね!蔡沢が言った昌平君が蒙武より強いというのは、幼少期の頃の話だったんですね〜
しかし、反乱軍も鎮圧軍もお互いに手駒を出し切った感がありますね。ここで戦いをどう繰り広げるか気になりますが、昌平君ほどの軍略家が戦場を操ればこの劣勢を跳ね返すことができると期待してます。

第429話 将の人望

一心不乱に信は一騎で戦場を駆け抜けていた。戦の鍵となる大王の子、麗の行方は信の腕に託されていたためである。信は脇腹から血を流しつつあったが、間一髪のところで陽を守りきることができた。そして、陽の前に立ち、反乱軍から陽を守ろうとした。琉期が馬上から信を斬りつけようするが、信は馬の首を次々と斬りつけ、敵を馬上から降ろす。琉期は四人で囲み、信を倒そうとするが、信の圧倒的な強さの前に琉期以外は斬り捨てられ、琉期自身も右腕を切り落とされる。
さらに飛信隊が追いつくと他の反乱軍は琉期を置いて逃げ返っていったのであった。その光景を見て、田永はうちらの大将とは大違いだと言う。信は田有の傷の具合を心配するが、隠れていた王宮の仕えに手当てを頼んだので、大丈夫だと教えられる。
信は琉期の胸倉を掴み、なぜここまで来れたかわかるかと言い、さらに琉期は来る途中人を殺し過ぎで、その血の跡を追ってきたためだと続けた。琉期は怒っている信に対し、それが軍の特権であり、大勢の人間を虫のように殺す快感をというと、信は顔面におもいっきり拳で殴りつけた。飛信隊員は琉期を斬らない信に対し、なぜ叩き斬らないかと問うと指揮官級は出来るだけ捕まえて黒幕の呂不韋まで罪を暴かなくてはやらないからだと返す。
信は麗と向き合う。怖かったかと聞くと首を横に振ったので、信は顔だけでなく気の強さも政似だと喜ぶ。さらに信は自分のことを知っているかと聞くとまた首を横に振ったので、信は抱き上げ、お前の父ちゃんの一番の友達の信だと話す。



まずは今週は合併号でしたので、来週はキングダムお休みです。

信が間に合って良かったと思います。飛信隊がいれば、もう樊於期が来たとしても、守り抜けると思います。
これからの展開も気になりますが、まぁ大丈夫かなと…さすがに呂不韋といえども、まだここからの一手があるとも思えない。


無事に楚(上海)から戻ってまいりました。ほぼ会議でしたので、あまり街を見ることはできませんでしたが、なかなかの活気があるように感じました。
しかし、白酒をビールに混ぜて飲む爆弾を五杯くらい飲まされた時はフラフラでした…

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